広重の木曽海道六拾九次として、連作絵画を楽しみました。渓斎英泉の作から始まり、途中から広重が加わるという特殊な制作環境だったようです。宿毎に作画担当が変わるということが続き、終わりに近づく頃には、広重が連続するようになっています。今回は広重の絵だけを順に見てきたのですが、広重の44作目は、69番の草津追分です。70の大津が最後になるので、広重の担当した絵は45作になります。70の内の45です。連作として見てくると色んな発見があります。広重の作品の中でも名作とよばれるものがあります。最も有名なのは、洗馬です。東海道五十三次に比べると、マイナーな地名が多いですが、その中で、広重は色んな表現を試したのだと思われます。最後に近い草津追分では、天井川を描いています。
30秒の心象風景28955・草津追分~広重の木曽海道六拾九次~
https://youtu.be/A2LP4lUWCfQ