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映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4628-古刹の案内

2025年04月09日 | 30秒の心象風景

   古刹や名刹と呼ばれる寺院の魅力はその歴史的背景です。その背景があって聖域としての空間になり得たのです。西脇市には、西という文字のついた名刹が2ヶ寺あります。西仙寺と西林寺です。西脇市の観光案内ではよく登場する名刹ですが、本来は観光施設ではありません。しかし、文化的な背景よりも、自然豊かな観光地の一つとしての扱いが多いようです。web上で見つかる情報には、名刹の魅力の一面だけを取り上げたものが多く、歴史的背景や文化財についての情報が少ないのかもしれません。寺を訪れた際に頂いたパンフレットは、観光ガイドのような親しみやすい側面はありますが、記された内容は、歴史や文化財に関する情報が充実していて、歴史的空間であることを教えてくれるものでした。

 

 

30秒の心象風景30570・古刹の案内~西仙寺~
https://youtu.be/-PCZUIe39n0


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4627-重要文化財の本堂

2025年04月08日 | 30秒の心象風景

   仏教建築の撮影は仏塔から始まりました。五重塔や多宝塔など仏教寺院の伽藍で特徴的な建物、シンボルになる建物といえば仏塔です。塔のある寺院というのは、その多くが古刹とよばれる古い由緒を伝える寺院で、広い境内に様々な建築が並びます。そこに必ずあるのが仏塔です。仏塔巡りから広がっていったのが、文化財巡りでしょう。仏塔を求めて県内の寺院を訪れる間に、他にも貴重な仏教建築が多数あることに気づいたのです。寺院における中心伽藍は本堂です。文化財指定を受けていないものもありますが、伽藍においては重要な存在です。その時代の人々の思いが最も反映している建物だといえるでしょう。西仙寺を訪れたのも本堂が目的でした。

 

 

30秒の心象風景30566・本堂へお参り~西仙寺~
https://youtu.be/lkFCGbbFXBw


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4626-パネルの文字を判読

2025年04月07日 | 30秒の心象風景

  「こんにちは」とタイトル札の付いた台座にのる彫刻です。 横に設置されたパネルの文字を判読してみました。北村西望さんの直筆をそのま刻んでま立体にしたパネルです。毛筆らしき崩し字が含まれ、味わいのある文字ですが、判読が難し部分がありました。何とか判読できたのが以下の文章です。○のところは判読できなかった文字です。

「今日わ」

子供というものは 見よう見真似で
父母より学ぶそうだが
こどもから教えられることもある
子供は「こんにちはー」の挨拶で
歩き出して「こんにちはー」で幼少
の○○○○に育って行くのだ
愛嬌ある子供の挨拶は人間としての
温くものを感じさせる
○○忘れられなく人間本来の
あるべき姿として彫って見た

北村西望

30秒の心象風景30551・見真似~今日わ~
https://youtu.be/nUs649qHF28

 

 


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4625-大寺院

2025年04月06日 | 30秒の心象風景

 広い境内に大伽藍が並ぶ聖域を彩る花。生花となって来訪者を迎えてくれる花々の色と形は様々ですが、それが組み合わさることで、それぞれが引き立て合っているのでしょう。訪れる際に、いつも楽しみとなっている花です。四季の移ろいを知らせてくれる存在を美しいと感じるのは、自然な心なのでしょう。忙しない短い時間ではなく、悠久の流れのような長い時を過ごす、そんな空間を想像(創造)するのです。

 

30秒の心象風景30544・花を楽しむ~亀山本徳寺~
https://youtu.be/cowb8XoxCos


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4624-ツグミが来た

2025年04月05日 | 30秒の心象風景

 最近ツグミをよく見るようになりました。人里にやって来る割には警戒心の強い鳥で、少しでも近づくとすぐに逃げて行きます。地面をつついて獲物を探していることが多いのですが、つついては直ぐに頭を上げて周りを警戒します。それを繰り返しながら少しずつ移動します。今回も車を止めた前にいたのですが、気づかずにドアを開けて車から降りていたら逃げていたでしょう。今回は車内でツグミの存在に気づいたので、そのままカメラを準備してフロントガラス越しに撮影を続けてると、こちら向きに移動してきました。どうやらミミズを見つけたようで、引っ張り出そうとしているのが見えました。

 

 

30秒の心象風景30536・地面を探る~ツグミ~
https://youtu.be/2k4zMGnhea4


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4623-絵の解説

2025年04月04日 | 30秒の心象風景

  広重の東海道五十三次の絵に対して、今回加えた解説は、「四方を丘に囲まれた袋状の土地に大きな井戸があったので袋井といわれています。宿場の外れにあった出茶屋の様子が描かれます。道端で旅人が休憩できる簡素な葦簀掛けの小屋の風景です。石を組み合わせたかまどで火を起こしているのがこの店の主人でしょう。駕籠かきの一人がかまどから火を貰って一服しようとしています。縁台で腰掛けて休んでいるのは飛脚です。のどかな田園風景が広がり、遠くには農夫と馬が行きます。高札の上には一羽の鳥がとまっています。」となりました。名作絵画には、多くの研究者が様々なな観点から見どころを紹介しています。そこから、絵の内容の理解を補佐してくれたと感じた事柄を、まとめています。特に江戸時代の風俗、生活文化に関する情報は必須だと感じています。江戸時代の人々がこの絵を楽しんだであろう内容に少しでも近づきたいという思いからです。

 

 

30秒の心象風景30524・28 袋井 出茶屋ノ図~広重の東海道五十三次~
https://youtu.be/gRkkLaTcgIU


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4622-二天を祀る山門

2025年04月03日 | 30秒の心象風景

 古い由緒を伝え古刹と呼ばれる寺院には、多くの伽藍建築が並び、その入り口になるのが山門と呼ばれる建物です。仁王様が祀られることが多く、仁王門という呼び名で親しまれているものです。西脇の西仙寺もそのような古刹ですが、ここの山門は仁王像ではなく、持国天と毘沙門天を祀る中門になっています。仁王門ではなく二天門ということになります。過去には他に仁王門があったのかもしれません。同じように、二天門が山門として印象に残るのが、三木市の伽耶院です。本堂と多宝塔がある境内への入り口になる山門が二天門と表記されていました。

 

30秒の心象風景30522・持国天を拝する~西仙寺~
https://youtu.be/Gm2yc-8SG7k


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4621-弘法大師像

2025年04月02日 | 30秒の心象風景

  和多山西仙寺にお参りしました。境内に駐車できるスペースがあるため訪れやすい古刹です。しかし、寺の存在を示す標石は、車道から見える場所にあるので、車を置いてもう一度車道まで戻らないと見えません。 「和多山西仙寺」と刻まれた大きな標石は、境内の塀の外にあるような感じです。その場所からあらためて境内を眺めると、四国八十八ヶ所巡礼の標柱が見え、その奥の一段高いところに旅姿の僧形の像があります。弘法大師の像です。そこからもう一段高いところに山門が見えます。本堂まではまだかなり山を登る感じです。参拝者は、ここで弘法大師に迎えられ、共に御本尊にお参りすることができるのでしょう。同行二人。

 

 

30秒の心象風景30518・弘法大師像~西仙寺~
https://youtu.be/EX0bEfzdRbk


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4620-風景描写

2025年04月01日 | 30秒の心象風景

 何気ない風景描写です。静かな山間の地で聞こえるのは渓流のせせらぎ、野鳥の声、静かで穏やかな時間が流れます。動画の収録ではあまり行ったことがない静かな風景です。30秒の心象風景として続けてきた動画作品づくりの実験は、様々な感性も磨いてきたように思います。表現スタイルはその都度変化しています。文化財巡りで同伴することになった人形に心情表現を担わせるという撮影法は、ここ数年で試してきたものです。自分自身が楽しめる映像収録があってこその映像作品づくりだと思えるようになりました。そこに、時間と空間を切り取っている自分の存在があることに気づけるようになったのでしょう。

 


30秒の心象風景30499・岩戸川~岩戸神社~
https://youtu.be/b-ONBN51eOI


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4619-花の撮影

2025年03月31日 | 30秒の心象風景

 金剛城寺は境内に花が満ちている古刹です。季節の花々が参拝客を迎えてくれるのです。山門前で最初に迎えてくれたのは、葉を落としている木ですが、黄金色のもじゃもじゃとしたものがいっぱいついているのです。近づいてみると、細長い紐状の花びらを持つ花です。花びらがよじれて、丸い玉状に見えたのです。印象的な形の花です。図鑑で調べて、聞いたことのある名前の花だと解りました。マンサクだったのです。マンサクというのも面白い名前です。春の早い時期に咲く花で、「まずさく」からマンサクという名になったともいわれています。その花の咲き方から、その年が豊作か、凶作かを占ったともされる花です。そこで、ナレーションによる紹介は、「長いひものような花弁をつけた 黄金色の花です。」「マンサクの花です。」「花の咲き方で豊作か凶作かを占ったとされます。」「金剛城寺の境内で春を告げています。」としてみました。

 

30秒の心象風景30490・古刹の境内で~マンサク~
https://youtu.be/2CpG7iuXBAQ


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