久米島旅行記_Day4 ハイマグネシウム安山岩は実を言うとピクライトよりももっと興奮するものなのである。これまた,沖縄トラフの形成と関係ありそうな岩石なのである。新城ほか(1991)の記載したポイントで記念写真。ちなみに新城さんとは知り合い。
久米島旅行記_Day4 朝5時57分に起床。奥武島のビーチに向かう。ハイマグネシウム安山岩の露頭まで西へ向かって歩いていく。ここは新城ほか(1991)によってハイマグネシウム安山岩の年代測定が行われた場所。600万年前くらい。 pic.twitter.com/M6sUdesJBo
久米島旅行記_Day3 カンジンダムへ。湖面の見える地下ダムというのは今回が初めて。地下にある地下ダムが見える場所はめずらしい。石灰岩は透水性が良いので地下で水をせき止め,水を汲むのである。凹んだところに湖面が見える。ウバーレ pic.twitter.com/0rSK3yFDsb
Day3 ピクライトの転石はたいてい風化が進んでいる。新鮮な転石は安山岩。やや新鮮な転石は玄武岩が多い。ところで、ピクライトの年代は北川・新城(2001)によると220万年前くらいと280万年前くらいの値が出ている。詳しくは元論文をみてください。
でも,まあ,ピクライトをみて興奮する人間は日本に300人くらいでしょうね。
久米島旅行記_Day3 このピクライト(火山岩の一種)は沖縄トラフの形成と関係あるのではないかと言われているが,実はよくはわかってない。ともかくピクライトは魅力的。なにしろカンラン石が25%もはいっている。(伊藤・白木,1999) pic.twitter.com/RMho3SGL0N
久米島旅行記_Day3 この辺はハブの本場。久米島の地質調査はハブがいるのでたいへんなのだそうである。私は見学だけなので、気楽に草むらは避けて歩く。海食台の上を歩いて目的地のピクライトの産地を目指して東へと歩く。 pic.twitter.com/d5b49W94Wa
久米島旅行記_Day3 沖縄トラフは深さ2000mほどで幅が200kmくらい。南西諸島と琉球列島の大陸側にあるのだ。この沖縄トラフができたおかげで、それまで泥がたまっていた海が、サンゴのすめる透明度の高い海になった,というあたりの話はさきほどツイートされてた。→@s15taka
Day3 久米島から見た海。この海の中に沖縄の大地の秘密が隠されている。久米島はグーグルアースでみてもらえばわかるのだが、沖縄トラフのへりにある。トラフとは船のような形のへこみなのだが、久米島から一歩踏み出すと沖縄トラフに落ちそう。 pic.twitter.com/VNbeedzrtu
久米島旅行記_Day3 無人島へ上陸!久米島にはヤシガニが多い。この島にも多いそうである。でも、見ずじまい。かつて米軍の演習場だったので爆弾のカラがたくさん落ちている。隆起したサンゴ礁の島なので、ノッチを観察し、洞窟の中を見学した。 pic.twitter.com/BuR743dBm9
久米島旅行記_Day3 久米島東にある奥武島(手前)のさらに北東の無人島へカヤックで探検ツアー。ガイドさんと私と二人きりのツアーである。カヤックに乗り、東のオーハ島(右の島)の海岸近くまで行ってから北上して無人島(左の島)へ。 pic.twitter.com/AcBDXZ6ML8
久米島旅行記_Day2 クメジマボタルはかつて久米島のいろいろな渓流にいた。赤土が渓流に流れこむとホタルの幼虫が巣から出られなくなり大きなダメージがあるのである。他に生きているハブ,カラスバト,ゴマハゼなどの展示があった。 pic.twitter.com/8UVaf5t744
久米島旅行記_Day2 久米島ホタル館は入場料100円。学芸員の方に30分ほど私一人だけのために説明してもらう。クメジマボタルは水生としては日本に3種類いるホタルの一種。しかしながら,現在絶滅の危機にある。
久米島旅行記_Day2 年末だったので、沖縄そばの店は休み,久米島博物館も休み,朝買った残りのパンを食べて昼食に。久米島ほたる館へ。一度通り過ぎてしまったのだが、「もしかして」と思って戻ったらそこだった。ここはおもしろかった!goo.gl/tE629n
久米島旅行記Day1 他にはドローン1台と練習用の室内専用ドローンが1台。さらにMacBook, iPad mini, iPhone。那覇到着は昼頃。
Day1 さて、昨年末の久米島旅行記書き始めます。もちものはいろいろあるけれど、旅の友は梅棹忠夫の「モゴール族探検記」と沖縄の地質の本。梅棹忠夫はいろいろば意味で尊敬している学者。そして,旅行に欠かせないノイズキャンセリング・ヘッドフォン。静寂の中,沖縄に向かう。