昨日はこどもの日、粽と柏餅お食べになりましたか?
伊藤美樹 絵「春夏秋冬を楽しむ くらし歳時記」成美堂出版より
【子規365日】■5月6日
むすぶまでひんとはねたる粽(ちまき)かな 1892(M25)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
《粽》の俳句
端午の節句に作る一種の団子。糯米や粳・葛の粉などを練ったものを熊笹や菖蒲・茅・菰・菅などの
葉に包み、その上を糸・藁・菅などで巻き、蒸したり煮たりしたもの。葉の香りが移って野趣に富む。
・粽結(ゆ)ふかた手にはさむ額髪(ひたひかみ) 芭 蕉
・文もなく口上もなし粽五把(は) 嵐 雪
・粽解(と)いて芦吹く風の音聞かん 蕪 村
《柏餅》の俳句
粳(うるち)の粉の餅に餡を入れ、柏の葉に包んで蒸した餅菓子。
・竹の皮ひとり解(と)くるや槲餅 青 々
・手づくりの柏餅とて志野の皿 秋桜子
・腰掛けて待てば出来けり柏餅 虚 吼
横田正知編「写真 俳句歳時記 夏」現代教養文庫 より
《柏 (谷口幸璽)
〽柏のそよぎ 緑濃く‥‥、私が通っていた札幌の柏中学校の校歌です。母が好きだった関取が、柏戸。奈良の春日中学、二年三組の担任の先生に似ていました。高校生の時、近鉄の車中で、ばったり。「おう、谷口やないか。なんで、この電車に乗ってるんや?」と、声を掛けられました。生徒の名前、覚えてるんですね、感激! でも、柏餅より、阿闍梨餅のほうが好き。尚、住んでいるところは柏市に近い船橋市。》