はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

富士山

2013-11-22 21:59:27 | 旅のこと
都内でも朝から富士山がきれいに見えるという、すばらしく晴れた日に。
義母を伴って、静岡県・三保の松原へ行ってきた。



三保の松原は、今年、富士山とセットで、世界文化遺産に指定された景勝地だ。
静岡市清水区の南端から北西へ延びた砂嘴に広がる松林…というとカッコイイが、肝心の松林のすぐ西まで住宅街が迫り、その先の埋立地には、大きな工場がいくつも建っている。
ユネスコが最初、世界遺産の範囲からこの地を外そうとしたのも、ちょっとわかる気がした。



ただ、じっさいに海岸へ出、眼前に松林越しの富士山をどど~ん、と見ると、ああ、これだ、という妙な安心感があった。



日本人の、ソウルスケープとでも言おうか。
これは確かに、自然遺産ではなく、文化遺産なのであった。


11月も下旬になると、夕方は5時を待たずに日が沈む。
ヨメさんに、正確な日の入りの時刻をスマホでチェックしてもらい、宿に荷物を置いて、ふたたび出かけた。

三保半島を流していると、目の前に富士山の見える駐車スペースがあった。
地元ナンバーのクルマが数台停まっている。
波打ち際に見えている釣り人のだろう。



クルマから降りなくてもよい、という状況には、高齢の義母よりも、ヨメさんのほうが喜んでいた。



見る間に日が暮れて、手前の灯台に緑色の灯が点った。

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