はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

北海道! その5

2018-07-02 22:22:00 | 旅のこと
札幌でも、朝の散歩。



「三大がっかり名所」に数えられる札幌時計台。
ちょうど工事中で、「がっかり」度合いにターボがかかっていた。



旧北海道庁。
こっちのほうが、よほどフォトジェニックである。


最終日は、中山峠を通って、函館へ移動する。

前日のような雨は降らないが、雲が低く、やたらと蒸す。
中山峠を上ってきても、羊蹄山は雲の中。

ところが、足元に目を落とすと。



まるで雑草のように、ハクサンチドリが咲き乱れていた。



う~む、今回の旅を総括すると、なんだかちょっと時期が遅かった、という感じだろうか。
クロユリにはお目にかかれず、低地ではゼンテイカがメイン、標高を上がればハクサンチドリ。
これ、白山~北アルプスだと、初夏を通り過ぎて、盛夏~秋口の植物相である。
さらに、梅雨のない北海道に来たつもりが、強力な太平洋高気圧に押し上げられた「梅雨」前線が北海道にかかり、早々と梅雨明けした関東地方とは裏腹に、終始天候には恵まれなかった。

次回、再訪の機会があるなら、6月中旬あたりを目指したほうがよいのかもしれない。
(以上、意外と写真が少なかったのでテキストで胡麻化しました)



洞爺湖の道の駅に立ち寄ると、「ほたて汁」というポップが目に入った。

注文してみると、なんと!



ホタテガイの稚貝を贅沢に使った、超美味の味噌汁ではないか。
養殖のホタテガイは、この時期に稚貝の間引きをおこなう。
このとき間引かれた稚貝が、ごく短い間、市場に出回るのだという。

宿のテレビで聞きかじったばかりの期間限定グルメだったが、まさかこんなにタイムリーに味わえるとは思ってもいなかった。



道はすいすい流れて、函館に到着。
改めて、市街をのんびり観光する。



函館市北方民族資料館の展示は圧巻。
根室でも学んで気になっていたが、北海道の古代文化は、縄文時代のあと、続縄文時代、擦文時代と続く。
寒冷地ゆえに、稲作を中心とする大規模な農耕文化が発生し得なかったと想像された。



5日間の、けっこう硬派な北海道旅行は、ここまで。



フェリーに乗って、北の大地を後にする。


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