はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

こんなときだからこそ能登観光・曽々木~珠洲

2007-04-19 22:53:42 | 【特設】能登半島地震
千枚田からさらに北上して、町野川を渡ると、曽々木である。

海沿いの国道249号線はこの先、珠洲との市境付近、八世乃洞門で土砂が崩れ、通り抜けができない。
それで、狼煙方面は内陸の市道に迂回してください、と集落の手前に臨時の案内板ができている。

でも、素直に迂回してしまうのはもったいない。
そのまま集落に入ると、すぐに曽々木海岸がある。



海に突き出た岩に、ぽっかりと窓があいている。
窓岩も無事だった。
晴れていればこの「窓」ごしに夕日が見える。
宿泊施設も大半が通常営業だ。





さっきの案内板まで引き返して、町野川を遡ると、重要文化財の時国家がある。



2軒も。

昔、能登が加賀と越中による二重支配を受けた折に二つに分かれたそうで、本家にあたるのが上時国家、分家が下時国家である。

いずれも立派な建物だが、入ってみると印象は大きく違う。
ひとことで言えば、上時国家は装飾美、下時国家は機能美。

これが、どちらもまったく無傷だった。
距離や地盤など、さまざまな要因が重なったのだとは思うが、これほどの大きな屋敷が2軒とも無事というのは、やはりすごいことだと思う。



だいぶ時間も遅くなってきたので、半島の北端、狼煙と塩田は諦めて、珠洲から七尾湾に沿って、てれてれ帰ろうと思う。






見附島。
軍艦島とも呼ばれ親しまれているが、その軍艦の「舳先」が崩れているのが見える。
島の上部をねぐらにしているたくさんの鳥が、変わらず鳴き交わしていた。






恋路海岸。
ずっと天気の悪いドライブだったが、ここに来てやっと陽が差した。





道路事情を見る限り、珠洲市から能登町にかけては、地震の影響は軽微であったように思われた。

穴水を過ぎると、日が暮れてきた。

七尾~能登島は、日を改めて訪ねようと思う。


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