映画を観た～グッド・シェパード～

『グッド・シェパード』を観ました。


いくつ愛を失くせば、
この国を守れるのか。


ストーリー＆解説：1961年、キューバのカストロ政権転覆を目論んだピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れで失敗し、指揮をとったベテラン諜報員エドワード・ウィルソンは窮地に立たされる。第二次世界大戦前夜、イェール大学在学中に秘密結社スカル＆ボーンズに勧誘されされたのを機に、この道に足を踏み入れて以来、戦中、戦後と優秀な諜報員として暗躍してきたが、その陰で妻と息子は孤独な生活を強いられていた…。

詩を愛する青年は優秀であるがゆえに政治と歴史の闇の部分を担うことになる。愛国心と亡き父の無念を晴らしたいという思いを胸に…。初監督作『ブロンクス物語／愛につつまれた街』以来13年ぶりの新作で、映画監督ロバート・デ・ニーロは米国の諜報機関CIAの誕生秘話と冷戦期のスパイ活動を軸に一人の男の葛藤に満ちた生き様を描く。脚本に『フォレスト・ガンプ／一期一会』でアカデミー賞脚本賞受賞のエリック・ロスを迎え完成させた9年越しの企画。そこには、輝かしいサクセス・ストーリーとは無縁なリアリティがあり、快活さと笑顔を失ってゆく様を丹念に演じたマット・デイモンら俳優陣の確かな演技と相まって見応えがある。（goo映画より）


【五つ星評価…☆☆☆】


２時間４７分という長い上映時間なのですが、なんとか意識は飛ばずにストーリーに引き込まれることができました。

いや正直、前半は睡魔に何度も襲われました……

が、中盤から後半に展開される人間ドラマは見応えは十分だったと思います。

難点だったのは、現在と過去の言ったり来たりが少々複雑だったことと、登場人物が誰が誰なのか判別が難しかったこと。

キャラの予習がかなり必要になってくる作品でした。

当時のアメリカの歴史を予習した方が良い、というレビューもちらほら見られますが、そこはそれほど問題はないと思います。

そりゃ、知らないより知ってる方が楽しめるとは思いますが、あくまでも国家に魂を売ったＣＩＡ諜報員とその周辺の人間ドラマがメインなので、当時のアメリカの雰囲気さえ感じ取れればなんとか観れるんじゃないかな～って思います。

たいして知らない僕でも観れたので大丈夫でしょう。

しかし、前半で心を折られたら全てが無意味なので多少気合いを入れて鑑賞に望んだ方が良いと思います（笑）

主演はマット・デーモンですが、彼の演技が素晴らしい事は言うまでもないでしょう。

あと、マット演じるエドワードの息子、エドワードジュニアの青年バージョンを演じていたエディー・レッドメインも良かったです。

花嫁の衝撃的な結末を知らされるジュニアの顔が忘れなれない…。

子供時代を演じてた子役も、少しだけ猟奇的な顔してましたが（笑）良い演技していた印象です。

あと、エドワードの妻クローバーを演じていたアンジェリーナ・ジョリーの存在感は飛び抜けていました（笑）

なんでか分からないけど、アンジーってたまにＣＧに見えませんか？www

俺だけかな？俺の視覚がおかしいのかな？？

ってか、アンジーのクローバーより、耳が不自由なローラを演じていたタミー・ブランチャードの方が綺麗で魅力的でしたね～。

ローラもエドワードも２０年の月日が経っても容姿がまったく変わってないのには戸惑いましたけど…。



まぁ、そんなこんなでアクションは皆無ですが、『グッド・シェパード』は優れた脚本や演出で重厚な人間ドラマを見せてくれる良い映画と言えるでしょう。

今思うと、前半の睡魔が許せません。

もう一回、この映画のために劇場に足を運ぶのは無理がありますが、ＤＶＤで見返す価値は十分ありますね。

星の数も変わってくることでしょう。

ラストの父親の手紙を燃やすくだりも、一味違う印象が生まれる気がします。

ほんの一週間前に『エクスマキナ』なんて駄作を観たばかりだから余計に思いますwwww（何と比べとんねん）

大声でオススメは出来ませんが、興味がありましたらぜひ劇場でどうぞ。

ただし、睡眠は十分にとってから。。。






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