白馬山麓 ３日目は、大雪渓まで行ってみます。
平日だから猿倉の駐車場には空きがあるはずと
昨日と同じように ホテルで朝食をしっかり摂ってから 出発します。
猿倉登山口への途中で見えた 不帰キレットをパチリ
朝は スッキリと見えますね。
登山口に建つ 猿倉荘が懐かしい
ここから 白馬岳に登ってから もう１７年が経ちました。
山道を数分登ると その後しばらくは 林道歩きで
ミヤマセンキュウ、オオバセンキュウ、オオハナウドなど
セリ科の花が盛り
イカリモンガを多く見かけました。
再び 山道に入ると、沢を渡り 高度を上げていきます。
時折 山の斜面が見えるものの 稜線はすでに雲のなかで
そして、陽が射すと暑いこと
登山道脇には 秋のお花がいっぱいです。
ヤマトリカブト、ヤマハハコ、カライトソウ
今期は営業していない 白馬尻小屋は 解体されたままで
がらんとした空間が寂しい。（トイレは使用可）
ケルンが近づいてきました。
雪渓は ずいぶんと小さくなっています。
雪解けが遅かったあたりには
オオバミゾホオズキや アカバナ、クロクモソウなどが
たくさん咲いています。
ミソガワソウも
標高1750m 近くまで登ってきました。
今年は 融けるのが早かったとかで 雪渓はパックリと穴を開けていて
雪の上を歩けるのは もっとずっと高いところのようです。
今日はここまでとして
雪渓を渡る 冷たい風に吹かれながら 休憩したら
お花を見ながら 帰ります。
ザレ地とその近くに咲いていた
シナノオトギリ、ヤマガラシ、オオバミゾホオズキ、タテヤマウツボグサ
↓ タテヤマアザミは 登山道の両脇に 見上げるほどに大きく
↓ ダイモンジソウ ／ クロクモソウ
↓ クロトウヒレン、オニシモツケ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマカラマツ
↓ ミソガワソウ ／ アケボノソウ
↓ クロバナヒキオコシ
他に
レイジンソウ、オオレイジンソウ（咲き残り）、サラシナショウマ
モミジカラマツ、テンニンソウ、トモエシオガマ、ミヤマコゴメグサ
キオン、ゴマナ、コウゾリナ、ハナニガナ、ツルニンジン など
今回は ピークを踏むことはできなかったものの
お天気に恵まれたおかげで
ハイキングと秋のお花を楽しめた白馬山麓でした。
白馬尻小屋は今季営業してないのですか。
いつだったか、雪崩があったとニュースで報じられていた気がしますが、そんなことも影響しているのかな。
雪渓もパックリということは、融けるほど暑かったんですねえ。
４～５０年も前の話ですが、アイゼンを着けて歩けましたから、気候変動を実感しますね。
お花畑も心配ですね。
あら～
ずっと先輩ですね。
私は 17年前 ケルンの近くで 6本爪のアイゼンをつけて
延々と登って行った記憶があります。
今は一年で一番 雪が少ない時期ですが、tadaoxさんが登られたころに比べると
夏の初めでもずっと小さくなってしまったかもしれませんね。
白馬尻小屋は組み立て式で、シーズン前に組み立てて秋に解体するのだそうです。
やはりコロナが影響しているのかもしれませんね。
学生時代に大雪渓は何回か歩きました。
混み合うのが嫌で日帰り強行軍でしたのでアイゼンはハメず登り、下りも当然アイゼンをつけずグリセードを交えながら走りながら下山していました。 あまりにも勢いよく下山をしていたので見知らぬ方から危ないと怒られました・・・今では、そんな元気も無くなりましたが夜行列車に乗り、夜行列車で帰ると青春十八きっぷが有効に使えとても安く行けたので友人と白馬に行くぞ！を合言葉で無茶な登山をしたことを懐かしく思う一方で、花と山並みをみながら大雪渓を歩けば良かったと後悔しています。
やはり大雪渓を登られてましたか。それもアイゼンなしの日帰りで・・。
若いってホント素晴らしいですね～。
無茶は若い時にしかできないし、花と山並みなんて今からでも十分間に合います。
そんな思い出のある 徒然写真帳管理人さんが羨ましいです。
その頃に帰りたいとは思いませんが、若いの頃の友と思い出は宝物ですね。