GWの一日は
混雑を避けて 道志の山へ
稜線はまだ芽吹き前でした。
道坂トンネルP9:20-(林道)-10:40二十六夜山11:05-12:05赤岩12:30
-御座入山12:50-13:00今倉山13:40-15:00P
( お花を撮りながら、ゆっくり歩いています。)
前日まで 山に行く予定のなかった この日でしたが
朝になって急に出かける気になり
準備なしでも大丈夫そうな 今倉山と二十六夜山に 行くことにしました。
そんなわけで、出発は7時半を過ぎていて、山に出かけるには遅い時間でした。
道志みちに入ると、左右に見える山々には 新緑と萌黄色が入り混じり
どちらを見ても、とってもきれい
この時期だけの 眼福を味わいます。
富士山が見えてきました。
途中で見えなくなってしまうと悲しいので
とりあえず 一枚だけ撮っておきましょう。
連休のわりに 道路は混雑もなく、道坂トンネル先にある駐車場へ到着しました。
今日は 過去2回とは 逆回りのコースを歩くことにして
まずは 林道を歩いて、二十六夜山へ向かいます。
トンネルから都留方面へ 車は入れません
なぜ最初に つまらない林道を歩くことにしたかというと
逆光のお姿しか目にしたことのない 二十六夜山からの富士山を
一度きれいに見てみたいからなのでした。(もっと早く出発しなさいって・・・ )
左手が開けると、御正体山が見えてきました。
一度は登ってみたい御正体山は、存在感のある どっしりとした山容です。
手前の山は大規模に伐採されていましたが、これからどうなるのでしょう。
ようやく芽吹きが始まったばかりの、まだまだ浅い春です。
満開のマメザクラやキブシ、アブラチャン、所どころに見えるミツバツツジ
日当たりのよい 斜面に咲く エイザンスミレや
アケボノスミレなどを見ながら
今日もゆるゆる歩いていくと
あらら~
見えてきたのは、やっぱり こんな富士山でした。
今倉山への登り口を右にみて、少し先の二十六夜山の登山口へ。
落ち葉の積もる登山道を10分ほど歩くと
山頂に出ます。
東西に長い山頂の 都留側には、石碑と
山名の由来が書かれた看板があります。
( 旧暦正月と七月の二十六日の夜に
人々が集って 月待の行事をしたことにちなんでいます )
花の百名山のこの山は
エイザンスミレが見事だということなのですが
この日 見かけたのは、二株だけでした。
もしかしたら、山の北側にはたくさん咲いているのかもしれませんね。
そして
富士山作戦は 不調に終わりました。
( 山頂にいらした ソロのお嬢さん、後姿をお借りしました )
富士山と反対の 北側に見えているのは
ここへ来るたびに、 今度は歩いてみようと思う 尾根
九鬼山から高畑山
その後ろの 扇山や左手の大菩薩あたりまでは 何とか判別できましたが
奥多摩方面はすっかりかすんでいました。
居心地の良い山頂でゆっくりした後は
先ほどの登山口まで戻って
左手の今倉山へと登っていきます。
登りの途中で振り返ると
林道越しに二十六夜山が見えました。
ジグザグに登って尾根に出ると、気持ち良い落葉樹の道が続きます。
今日も 出会うのを楽しみにしていた このブナは
あと三週間もすれば
それはそれは すてきなお姿に
2008.05.22
芽吹き前の木々の中に
鮮やかなミツバツツジが見えました。
ここまで咲いていたのは ほんの数本でしたから
この山には ミツバツツジの木が少ないのかもしれません。
頭上には 盛りのアブラチャン、ところどころに清楚なマメザクラ
足元の ナガバノスミレサイシンやエイザンスミレ、アケボノスミレなどを見ながら
幾度かアップダウンをして、赤岩に到着しました。
山名表示板の置かれた 狭い山頂からは
360度の眺望が開けています。
南アルプスや槍ヶ岳
日光や筑波山も見えるということですが
今日は、うすぼんやりとした眺めです。
ここがこのコースで一番の休憩ポイントですが、居合わせたのは、男性二人連れのみ
さすがに登山道では 10組ほどの人たちとすれ違いましたが
GWでも、道志はやはり 静かで 空いていました。
御正体山と鹿留山( 真ん中の富士山、見えますか )
二十六夜山の後方に三ツ峠山
大岩に乗って これから行く 今倉山方面を見ていると
あれあれ!?
カメラのなかに見えている お二人はもしや
やはり そうです。やってきたのは
昨年の忘年山行にご一緒した アイさんとご主人でした。
同じく 混雑をさけてこの山に決めたというアイさんご夫妻は
私たちが家を出発する前に トンネルそばの駐車場から歩きだして
菜畑山まで往復してからここに来られたとのこと
そして、今から 二十六夜山へ向かい、また登山道を戻る予定だそうで
噂通りの健脚に、夫も私もびっくりでした。
これから 昼食という お二人と別れて、今倉山へ向かいます。
西ヶ原で林道への道を分け
御座入山(西峰)を通過すると
まもなく、木々に囲まれた今倉山山頂です。
やはり静かな山頂で 二回目のランチをして 下り始めると
斜面には、たくさんの ナガバノスミレサイシンが咲いています。
シロバナナガバノスミレサイシンも数株ありました。
シロバナナガバノスミレサイシン ナガバノスミレサイシン
ここには、とっても美人の エイザンスミレもたくさん咲いていました。
この斜面には、かつてはもっと たくさんのエイザンスミレが咲いていたらしいのですが
盗掘されてすっかり少なくなってしまったと、出会った女性が嘆いていました。
いつまでも 多くの人たちが このスミレを楽しめる山であってほしいなぁと思います。
足元には、まだまだスミレたち
ヒゴスミレ アケボノスミレ
タチツボスミレ オトメスミレ
小さな こんな花たちも
フデリンドウ センボンヤリ
ミツバツチグリ ユキザサ
芽吹きのカラマツの下を通り
笹の茂る道を下って
御正体山への道を分けるあたりでは
マメザクラを愛でて
今日の締めくくりでした。
トンネル脇の階段を下りると 登山口で
今日も楽しい山歩きができました。
・・・・・・・・・ 今日のふろく
この看板を見る度に思うこと
『 安全な場所って、いったいどこなの? 』
いちど調べてみないといけませんね。
手軽に行ける場所なのね。
この時期くっきり富士山に会うのはなかなか難しいですが
少ないと言いつつもたくさんの花にあえてよかったですね。
またまたお友達とのバッタリもあって・・・。(^^)
GW中の天気のよい日だったのに、とても静かな山歩きが楽しめましたよね~。
御正体山への分岐から今倉山山頂まではスミレが多くて、登りが苦にならなかったです。
はなねこさんのきれいに撮れているスミレの写真を見て、復習している私です。
翌日、足が「いつもより疲れたよ~っ!」って言っておりました。
嬉しいバッタリで、よかったですね。
住まいが近いので、これからも期待できますね。
はなねこさんのスミレはいつもきれいですよね。
名前も、私と違って安心して(笑)拝見できます。
アイさんは菜畑山往復ですか~ 凄い!
ほんと、健脚さんですよね~
そうなの(^-^)
手軽に行かれるし、あのブナの林が大好きなんです。
でも、春にしか行ったことがないので
晴れていてもぼやっとした富士山しか見ていないんです。
夏は暑そうなので、今度は紅葉の頃に行ってみようかしらね。
嬉しい偶然でしたね。
二十六夜山からは、やはり登山道を戻られたんですね。
帰りは、アップダウンがきつく感じられたでしょう?
アイさんはやっぱり すごいです(*^-^*)
ナガバノスミレサイシンの斜面が楽しかったですね。
あの斜面で、フデリンドウも見つけましたよ。
そんなこんなで、下りはとても時間がかかってしまいました。
またお会いできるといいですね♪
ね♪ アイさんて素晴らしい健脚ですよね。
帰りは林道をだらだら下れば楽なのに、また西ヶ原まで登ったんですって・・。
もう、びっくりです。
スミレは、トンネルの上から今倉山まで、たくさん咲いていました。
特に珍しいものはありませんでしたが、十分楽しめました。
レポ、楽しみにしていました。
それにしても、はなねこさん、バッタリ度高いですね~。
先日のsanpoさんに続いて今度はアイさん。
いいなあ。
赤岩、以前行った時は360度見事に何も見えなくて
かえりに芭蕉月待ちの湯(だったかな)の温泉だけ楽しんできたんですよ。
もう一度、行ってみなければの山になってます。
はなねこさんも健脚ですね。
それにしても、多くのお花に会えてよかったですね。
富士山は、。。。もしかしたら、朝早くても同じだったかも、って考えたら、気が楽になりますね。いつもご夫婦で登山、いいですね。うちは、ぜったい無理。
近所の里山を歩くのがせいぜいです。
こんどは、pallet さんの番ですね。
いったいどこででしょうね・・楽しみです。
赤岩は狭いけれど、開放的で、気持ちいいところですね。
南アルプスがきれいに見えたことがあって、感激でした。
pallet さんも、ぜひもう一度行ってみてください。
「芭蕉月待ちの湯」は一度だけ入りましたが
なかなかいいお湯だったという記憶があります♪
昨年初めて訪れ、驚きました。
このお山、好きなタイプでした(*^_^*)また行きたいな~。
>盗掘されてすっかり少なくなってしまったと
やはりそうだったんですか。
スミレの山、と聞いて行ったワリにはお目にかかれなくて・・・?と思っていたので。
でもここでエイザンスミレを覚えたのです。
一年に一個しか覚えられないかも(笑)