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はなねこ山 Ⅱ

山歩き里歩きと 野の花山の花

スミレが大好き ♪ 蝶や虫も
 
   

ガスガス硫黄岳と 山小屋ごはん(2)     2018.08.29-31

2018-09-05 | 7月、8月に歩いた山

 

(1) の続きです。

 

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目覚めると、あたりは ガスで真っ白でしたが

そのうち 晴れてくるでしょ。。。  と、おっとりと出発

 

今日は まず硫黄岳へ登り、硫黄岳山荘で お昼ごはん

稜線の花(実)散歩か、あるいは 天狗岳方面に向かうかは、様子次第で。

 

 

登りはじめてしばらく

早くも下ってきた人に出会い、話を聞いてみると

稜線はガスで 真っ白、おまけに とんでもない強風で飛ばされそう 

赤岳まで縦走する予定をあきらめて 下って来たとか

 

 

それでも、西側からは青空が少しずつ 広がってきているよう

のんびりの私たちが上に到着する頃には、眺望も広がるのではないかしら・・・ 

 

 

タケシマラン / ゴゼンタチバナ

 

 

しかし、その後も 出会う人 出会う人   皆 同じような 話ばかりで

明るかったはずの空は、いつのまにか 見えなくなって

 

 

最後には ダメ押しの

「てんくらが C に変わったみたいですよ」 

あら ま・・・ 

 

 

何にも見えない 赤岩ノ頭(2656m)

 

時折 ガスが薄くなると わずかに山肌が見え、また白くなる

そんなことの 繰り返し

 

足元のトウヤクリンドウや 小さな実を見ながら 登っていきます。

 

 

こんな日でも それなりに楽しい事はあるもので

コメバツガザクラやイワヒゲなどの 初見の実を見つけました。 

イワウメは、こんな姿も可愛らしいですね。

 

イワウメ / イワヒゲ

 

ツガザクラ / コメバツガザクラ

 

コケモモ / ガンコウラン

 

 

 

真っ白な 硫黄岳(2760m) 山頂

やっぱりね 奇跡は 起きませんでした~ 

 

幸いなことに、今は風もそう強くはなく、雨も降ってはいないけれど

今後を考えると、硫黄岳山荘での ランチは、やめた方がいいでしょうね。

泊りは オーレン小屋に決めているので、ランチは 根石山荘かな 

 

 

下り始めると、時折 ガスがとぎれ、一瞬の陽ざしも

 

お花は、コバノコゴメグサと トウヤクリンドウ、ウメバチソウ

イワツメクサは数輪 咲き残っていました。

 

 

トウヤクリンドウ / ウメバチソウ

 

紅葉がはじまっていますね。

 

 

夏沢峠の やまびこ荘が見えました。 

ランチ予定の 根石山荘は、前方に見える 箕冠山を越えて行きます。

 

 夏沢峠

 

 

さて、ここから もうひと登り

 

 箕冠山の シラビソや オオシラビソの森には、たくさんのシャクナゲの木

林床には、イワカガミやミツバオウレン、ミヤマカタバミの葉

ここの苔は、しっとりとしてきれいです。

 

 

三叉路になっている 箕冠山の山頂を北側に下りて 根石山荘へ向かうと

途中で チラッと見えた 根石岳は、今は深い霧の中で 全く見えず

咲き残りの コマクサが 数輪、強風に耐えていました。 

  

根石山荘のラーメンは、細麺で 辛味の効いたしょうゆ味

  

 

根石岳は すぐ先でも、このお天気ではね。

時間は早いけれど、このままオーレン小屋へ向かい

お風呂に入って ゆっくりすることに。

 

昨日から ず~っと ゆっくりしてますが、まぁ いいでしょ  

 

 箕冠山

 

 

学校登山の生徒たちで にぎやかだった昨日までが 終わり

オーレン小屋は、この夏 一番の静かな日だそうです。

 

夕食は、桜肉(馬肉)のすき焼き

他にも 野菜のてんぷら、新鮮きゅうりは 好きなだけ

今日も 消費カロリーに比べ、 食べ過ぎですね。

  

 

 

 

翌朝は、前日よりも 深い霧に覆われていました。

標高2330m の オーレン小屋のまわりでも 木々が激しく揺れていて

山は 昨日よりも 状況が悪そうです。 

 

私たちは 予定通りに 桜平へ

 

↓ 左側は、ウスギオウレン または セリバオウレンの実

オーレン小屋の名の由来の 植物です。

  

ウスギオウレン または セリバオウレン / ミツバオウレン

 

 

 桜平には、トイレの設置された 駐車場ができていました。

私たちは、ここから お迎えのタクシーで 茅野駅へ (迎車料金込み 8000円弱)

 

 

眺望は残念だったけれど、降られずに登頂できただけで 良しとしましょう。

女性(おばさんとも言う  )4人で、よく食べて、たくさんおしゃべりして

楽しい三日間でした。

 

 

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     一日目 茅野駅-(バス)-美濃戸口-美濃戸-(北沢)-赤岳鉱泉

     二日目 赤岳鉱泉-硫黄岳-夏沢峠-箕冠山-根石山荘-オーレン小屋

     三日目 オーレン小屋-桜平-(タクシー)-茅野駅

 

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    7年ぶりの 硫黄岳でした。

      硫黄岳 2008.10.13

      硫黄岳②~赤岳② 2011.07.17-18

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お天気は残念 (kazu)
2018-09-05 22:11:43
あれ~
ちょっとだけ近くにいました
30日の天気は悪いほうにハズレちゃいましたね
八子ヶ峰から八ヶ岳はほとんど雲の中でした
イワウメ、花もいいけど実もカワイイ
ウチも、ほとんど歩いてないのに、食べすぎです
返信する
Unknown (ゆき)
2018-09-05 22:17:03
あ~ららら、そういうことだったんですね。
でも面白い実がいっぱい。
さすが低山より一足早い秋の山の楽しさだこと。
と、羨ましく見せてもらいました。
出かけてみればよかったかな。
返信する
kazuさん♪ (はなねこ)
2018-09-06 22:49:25
ちょっとだけ近くでしたね。
この日は、下は晴れていたんですよね~。
結局、食べにいったようなものでしたが、高いところはそれなりに気持ちよかったです。
同じ食べ過ぎでも、kazuさんご夫妻は細いから問題なしですよ。

ところで、我が家が八島湿原と鷲ヶ峰とをセットにしたのは、kazuさんちの真似っこです。
お断りもご報告もせずに失礼しました。
返信する
ゆきさん♪ (はなねこ)
2018-09-06 22:58:19
そうなの、そういうことだったんです。
でも、初めてのパーティーで新鮮だったし、この夏一番の高い山だったしで
とても楽しかったですよ。
硫黄岳からの眺望は知っているので、それも余裕の一因ですね。

いろんな可愛らしい実を見ながら
ゆきさんがいたら喜ぶのに・・・と思ってました。
返信する
Unknown (ゆき)
2018-09-08 21:19:22
そうそう、それで三ッ峠のお仲間ですか?
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ゆきさん♪ (はなねこ)
2018-09-09 20:23:47
そうです。
混ぜてもらっちゃいました~ 

ゆきさんはまだお忙しそうですか?
またご一緒にお願いしますね。
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