華灯り

ターチン過呼吸事変

今日の夕方。
私の退勤後に
多嘉良が迎えに来てくれた。

その後、多嘉良は
ジムへ。(水泳)

帰宅したターチン。
なんだかゼェゼェしている。
そのままベッドにゴロン。

しばらくして、
ゼェゼェが激しくなり
床に転がっている。
あららら。

娘はデートで留守。

「過呼吸だよ」と私が言ったら
多嘉良も同時に「過呼吸…」
と呟いた。
いやいや、わかってるし!

吐き気もするらしく、
「袋」と言うので
コンビニの袋にキッチンペーパーを
敷いて、多嘉良の近くに置いておく。

さっきよりゼェゼェが
激しくなっているので、
薬事法違反ではあるが
私のパーキンソン病の薬
(一応、安定剤にもなる)を
ピルカッターで4分の1にして飲ませた。

飲める状態じゃないので、
不本意ながら口移し。
コーラにて。

コーラが嫌いなターチン。
顔をしかめている。
文句言うなバーカ。(⇦心の声)

若い頃から過呼吸マスター(?)な
私からすると、こんなくらいで
大袈裟な…って感じではあるものの、
本人は苦しいのだから仕方ない。

「救急車呼ぶ?」
と聞いたら嫌だって言う。
「お父さん呼ぶ?」
と聞いたら、もっと嫌だって。

〝恥〟なんて言ってる。
多嘉良にとっては、
救急車も父の手助けも恥らしい。
武士か、お前は。

大型犬であるところのターチンの
サラサラ髪の毛を撫でていたら、
薬が強かったらしく
そのまま眠ってしまった。
※ヒーリングもした。

1時間くらい経ってから
起きて来たターチン。
ケロっとしている。

どうやら、いきなり3kmほど泳いだら
体調が悪化したらしい。

多嘉良は小さい頃からスイミングを
習っていて、中2で辞めた。
当時は若いので、日常的に
長距離を泳いでいた。

が、オッサンになり
最近、ジムでスイミングコースを
取り入れたものの
若い時の感覚で突然泳いだら
そりゃあ、悪影響があるわさ。

多嘉良はキックボクシングの試合でも
過呼吸になったことがあるらしく、
無理をすると気管支系に
負担がかかる。

精神的なものじゃないから、
一度呼吸器科に行って欲しい。
面倒がって行かないんだよね。

正直に白状すると、
一応の看病はしたのだけど
内心(うわっ。面倒くさっ)と
思ってしまったの。私。

いつも、多嘉良に介護をして
貰っている身で。
何という薄情者。

と言っても、

・不調があるのに呼吸器科に
行かない。
・自分を過信して無理をして
招いた結果。

だと思うので、厳しい見方だけど
自業自得。

多嘉良が死んでも、
「人には寿命があるからなー」
としか思わないかも。
そりゃ悲しいけど。

私、ちょっと人間的にダメかも。

それでも、多嘉良は
優しく介抱されたと
思い込んでいて。
たいへんポジティブな性格。

多嘉良のお母さんは、
順調に回復していて
仕事復帰も果たしている。

でも、喘息はひどくなっている。
多嘉良も心配だなあ。




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