はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

探偵・桂木弥子のグルメファイル Vol.40

2005年12月29日 23時51分05秒 | 弥子ちゃんの大好物
ヤギのミルクは、まだまだ入手にてこずりそうですので、一つ飛ばして次の好物へ。

40個目の好物は「肝油」です。

「肝油」といえば、やっぱり「カワイ肝油ドロップ」
もう何十年この顔なんだろ?という位おなじみなパッケージ。
小学校等、教育機関で使われているのは、だいだいこの肝油です。

それは私がまだ、いたいけな幼稚園児だった頃の事。
毎日、3時に牛乳と一緒に配られる肝油は何よりも貴重なおやつでした。
噛むとジャリジャリと砕けて、やたらと歯にくっつくあの食感。
砂糖の甘味とは少し違う、やさしい甘味。
これがまた牛乳とマッチするのです。
歯にくっついた肝油を、牛乳で溶かしながら甘味を楽しんだりして。


だがしかし。
「栄養がありすぎるから、たくさん食べると鼻血を出すぞ!」
という脅し文句の許に、肝油は一日一個まで!と厳しく定められていたのでございます。

だがしかししかし。
いたいけな園児達は、おいしい肝油を食べたい一心で給食室に忍び込み、毎日肝油を盗んで食べておりました。

園児時代の思い出といえば、とにかく叱られた記憶しかないのですが、今になってみると叱られるような事しかしないガキだったみたいです。
先生、ゴメン。


そんなこんなで、肝油ってのは幼稚園でしか手に入れる事が出来ない物だと思っていたので、薬局で普通に買えると知った時は衝撃を受けたものです。
お値段は300粒入りで1500円位。子供のお小遣いで買うにはちと高いので、親におねだりして買ってもらっておりました。年に1回位しか買ってもらえなかったけど。

大人になった今、好きなだけ肝油を買う程度の経済力は手に入れました。
でも、大人になってもやっぱり鼻血は怖いので、一日3個が限界ですね。
幼少期のすりこみは強いっす。
コメント (4)
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