唯一無二の一投なり

花見月の釣りブログです。能登での釣りが中心です☆彡

鳥山を撃て!【其の2】

2021年12月24日 06時10分40秒 | シーバス

「さあ行きますよ,釣れますから」

釣友ナカジマンからの誘いを受け,重い腰を上げます

雪が降って寒くなる時期は釣りが億劫になることがあります

しかし,そんな私の鈍らな気持ちを知って,いつもナカジマンは私を釣りへ引っ張り出してくれます

朝の4時半に自宅を出発し、最近好調の輪島方面へ向かいます

 

波は向かい風の影響か思ったよりも落ちていましたが,みぞれ混じりの風が強く,難儀な釣りでした

「人間にとって悪い条件の方が魚はよく釣れるんですよ」とナカジマンは嬉しそうに話します

 

しばらくすると,右手の磯場の方で鳥山が発生しました

不意の出来事に目が覚めました

これを待っていた

しかし,その鳥山はなかなか寄ってきません

そこで,こちらからその鳥山のある磯場の方へ向かいました

カモメが賑やかに騒いでいますが、そこは強風と高波でとてもルアーを投げられる状況ではありませんでした

あきらめて元の位置に戻り,ベイトがこちら側まで流されてくることを待ちます

 

私は堤防の段差に腰を掛け,休憩をしながらじっと鳥山を眺めていました

しばらくして腰を上げたとき,ナカジマンが私を手招きをして海中を指差しています

「ベイトがいます」

はっと波打ち際を凝視すると,波に翻弄されるカタクチが目に入りました

「もう少ししたら,魚が出てくるはず。あと少しですよ。」

ナカジマンの読み通り,そこからフィッシュイーターたちのスイッチが入り,魚が釣れ始めました

 

そして,気が付けば鳥山が目の前まできました

眼前に迫るカモメの大群

あまりの光景に圧倒されました

カモメは表層に浮かぶカタクチを目掛けて幾度も海中に突っ込んでいきます

そのカモメの間隙を縫ってルアーを投げます

 

ルアーをサラシの中に入れると,海中から勢いよくシーバスやクロダイが飛び出してきます

しかし,魚を掛けても波が強くランディングが困難です

波の呼吸を読みながら,魚を思い切り浮かせてネットを構えます

シャフトは波を受け,大きくしなります

あまりのしなり具合に折れないか心配になりますが,

魚をネットに入れるやいなやすぐにシャフトを縦にしながら引き上げます

 

シーバスの腹は大きく膨れ上がり,薄青い鮮やかな鱗から回遊系であることが分かりました

シーバスの口からカタクチが吐き出されます

「ちょっと食べ過ぎやろ」

思わず笑ってしまった

 

手前でなかなか釣れなくなるとナカジマンから遠投を勧められ,さっそくロングキャストで沖にいる魚を狙ってみるとこれがまた大当たり

しかし,時間の経過とともに集中力が切れ始め,バラシも多くなり,魚を掛けてもテトラに潜り込まれてしまうことがありました

最後は今日一の大物でしたが,あえなくラインブレイクとなり思わず叫んでしまいました

それでも,充分すぎるほどの釣果になりました

私の釣果は

 

釣友と三人の釣果が

アジでもこんなに釣れんわ笑

 

さて,大漁とは言え,反省も多くありました

己の体力,集中力不足を痛感しましたし,いちからタックルセッティングを見直したいとも思いました

「勝って兜の緒を締めよ」

だれの言葉だったかな

 

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