オレンジ色の家庭

こころ温まる日々の出来事を発信したい。

タイムスリップ

2021-05-08 14:39:56 | うれしきこと

                   

      何十年ぶりに訪れた父の家
                  襖の書は父の書いた
       宮澤賢治の「雨にも負けず」

                    
     山本有三 「心に太陽を持て」


                    
     古い布団を敷いてここで相撲を取るのが恒例だった

                
     天井の梁

               
    父の描いた油絵も健在だった

               お正月
    決まってこの部屋の掘りごたつで
    くすぶった炭の煙で目をこすりながら
    坊主めくりをした
    百人一首の絵札で坊主が出たらたまった札を返す
    お姫さんが出たらそれをもらえる
    たくさん札をもらった人が勝ち
    おじいちゃんおばあちゃん2歳の孫までみんなができた
    1等2等3等 賞品はミカンと落花生
    みかんを半分にしたり4分の1にしたりした
    何十年前のあの光景がそのまま浮かんでくる
    家のつくりは何も覚えていなかったが
    その情景は今でも鮮明に思い出せる
    その時孫だった子供たち
    子供を連れてわが家でも受け継がれている
    
 



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