その手前に昔の製糖工場の跡がありました。


赤いレンガ造りの煙突が
空に向かってそびえています。
思わず車を止めました。

近づいて見ていると、
管理をしている方が色々話をしてくれました。
きれいな四角錐に造られた煙突は
高さが16メートルもあり
すべて手作業で造られたとのこと。
どうやってあんなにきれいに
レンガを積み上げていったのか。
昔の人の技術に改めて驚かされました。

煙突は、元々3基あったそうです。
でも、先の大戦で爆撃にあい
2基は破壊されてしまったとのこと。
残った1基にも、あちこちに
弾痕が残っていて
戦争の激しさが伝わってきます。

今は静かにたっている煙突ですが
見上げていると
寂しく悲しい気持ちになりました。

煙突の裏の丘に登ってみると
米軍の基地ホワイトビーチが眼下に広がっているのは
何とも皮肉な感じですね。
