大型で非常に強い台風4号のマンニィが強い勢力を保ったまま北上しています.
以前も書きましたが,ワタシは台風のような特異な状況を家(比較的安全な場所)に篭りながらやり過ごすのが昔から好きなヤツでした.
ところが事情は変わって...空模様が気になる日々.
自転車通勤をしているからだとも書きましたが,実はメインの理由は仕事関係.今の業種は気象,もしくは災害などに左右されて忙しくなってしまいます... 出来れば暇なほうがいいので(契約なので会社としても暇なほうがいいらしいので),心から「台風よ去れ!災害よ起こるな!」と願っています.
...先ほどの最新ニュースによると,台風はより北の進路をとって進む見込みのようです.
つまりは本州縦断かぁ.げげっ.
ところで災害と言えば,神戸出身者としては地震です.地震の何がタイヘンなのかというと,気象予報みたいに事前に知るためのシステムがないこと.
という声を受けてかどうか分かりませんが(遅すぎるよね),この10月から気象庁が「緊急地震速報」を始めます.
緊急地震速報とは
地震の大きな揺れが到達する前に、 その到達時刻と震度を推定し事前に通知するのを目的として、気象庁から発表される地震速報です。
地震発生後、最初にP波(初期微動)が伝わり、次にS波(主要動)が 伝わります。P波は秒速約7km、S波は秒速約4㎞で伝わります。地震の災害は主にこのS波によるものです。
「緊急地震速報」では、この速度の差を利用し、実際に強い地震が到達する数秒~数十秒前に通知することが可能となります。
たとえ数秒~数十秒でも事前に大きな地震を知ることができれば地震の発生による被害をかなり減らすことができます。 (気象庁資料より)
気象庁の広報ページはこちら
先日,職場でこれに対応する専用端末の動作を見せてもらいました!しかもパソコン画面に連動していたので画面に釘付けでした.だからかどうか分かりませんが,数秒~数十秒前というのは,本当にあっという間です.対応は物陰に隠れるぐらいしか無理だと思いました.近くに物陰があれば...ですが.
これらはまず,公共施設や公共スペースに置かれるものだと思うので,群集の心理や行動をどう制御するかという問題があります.皆さん,けっこうパニくるので.
危険な状況に面して,むしろパニくらない人は特殊であり,パニくるのが当然なんですが,じゃあ,その方々に,自らは安全な場所から,どのような声をかけて誘導するかということは,とても重要だし大変なことです.
この辺は技術的なシステムだけの問題じゃないので理系だけが役割を担うわけじゃなくて,例えば心理系や教育系などの知見も必要となってくると思います.
もちろん常々,災害に備えた「防災訓練」などは以前から各所で行われているわけですが,あれが役に立ったという話を聞いたことがありません.皆さんもお気づきのように,あれは訓練という「お芝居」ですし.
例えば,ひと頃は避難するのにエレベータを使おうとする方ばかりだったとか.最近では,これはさすがに改善されたようですが...
なんにせよ,緊急情報があって,機器やシステムが正常に作動しても,それを受け取る人々が正当な恩恵を受けられなければ大いなる無駄になりますからね.
最近では、事業所ごとに災害時の対応計画の策定が義務づけられるなどしてますが、訓練について扱っているのかどうかまで分かりません。分からないことだらけですんません。。
よく知りませんが,こういう対策って自治体ごとなんでしょうか.意識の有無に左右されるということでは神戸ってどうなんでしょうね.
時間がないのでこの辺で...
たとえば迅速さが必要とされる津波からの避難などは、避難ルートや避難場所を事前に確認しておくことで、迷うことなくスムーズな避難ができます。数秒の遅れが生死を分けるケースもあります。避難訓練がパニックの回避に無効だとも言い切れないようにも思えますし。まあ、「こんなん、無駄ですやん!」と言いたくなる避難訓練も多々あるんでしょうけれど。。。