11日から始まった行政刷新会議による事業仕分けが話題ですね。ニュースで観られて「いったい何事か～？」と思っておられる方も多いのではないでしょうか。
実はワタシもその一人です。
「サンデープロジェクト」に出演されてた仙谷さんが、「事業仕分けするぞー」と初めて宣言された（いや、その以前にもおっしゃてたかもしれませんが）のをたまたま観ていて、ついったーに
とつぶやいたのが約１ヶ月前。ついでに、
と、実は事業仕分けの内容はそっちのけだったんですが、まぁそれは置いておいて・・・（しかも、仙谷の漢字を間違えてるしぃ・・・）
・・・と、そんな「戦国（仙谷）動乱の予感に期待満々だった」ワタシでさえビックリの、大きく期待を上回る幕開けでございました。
「いったい何事か～」みたいな。
何といってもオープンメディアにしたのがスゴイですよね。ご存知のように、仕分けの様子は、包み隠さずライブでインターネット中継されております。日本全国っていうか全世界、ネットに繋がっていれば、その一部始終を目撃できます。
さらに驚きなのが、一般のブロガーやツイッター使いの人が自前のビデオカメラやパソコンを持ち込んで好き勝手に（というわけではないのかもしれないけど）レポートすることも許されていること。例えば注目されているのは、ケツダンポトフの@ksorano さんがされているUstream配信だそうです。
【追記】上記、リンクしていたつもりだったのですが出来てませんでスミマセン。16日からもまだまだ続くようなのでリンクしておきます↓
http://www.ustream.tv/channel/ptf-live-21
ちなみに昨日13日のWG３の録音はこちらで録ってくださってます→http://d.hatena.ne.jp/riocampos/20091113/p1
いや、すごい世の中になりました。
そんなわけで、舞台設定はかなり魅力的。ギャラリー含め役者も揃っている。さて、即興劇の内容はいかに？となるわけですが・・・。
まぁ、まだ２日目が終わったところですし、実はライブ中継をほとんど観れていないので何とも判断できないというのが正直なところなんですけど。
まず、およそ3000余りあるらしい国の事業のなかで、今回選択されたらしい500弱の事業は、極めて「槍玉的」であることは確かで（必然、無傷ではおれない）、古館さんじゃないけれど、もっと「本丸」があるでしょうよという気はする。
あと、官僚特有かと思われる回りくどい物言いと比較すると、ビシバシと「廃止」や「削減」を宣言する仕分け人に痛快さを感じる場面も多いのですが、視点を変えると、今回の官僚は「切り捨てご免」されるほうで・・・。どうあっても反撃は許されなさそうな役どころ（まぁ、斬られ役だと重々わかっているのかもしれませんが）
ちょっと理不尽だよね～と、すぐに判官びいきになってしまう・・・と、これは悪いくせですねぇ。
たぶん国民が忘れてはならないのは、国家財政がたいへんに厳しくて、無駄削減・予算削減は必ずやらなければならないことだということ。
決して「お遊び」で「事業仕分け」をしているわけではないのですねぇ。いや、もちろんですが、はい。
・・・という実感が、国民ひとりひとりの、いやいや、少なくともワタシのアタマにはしっかりと印象付けられたましたです。
そんなわけで、ついに本日13日の金曜日（縁起悪いっ）からは、科学技術関連予算のヒヤリングが始まるようです。
科学技術関連予算からも、多くの「槍玉」があげられています。マコトに聖域なきカンジで、見ていてホレボレするぐらい。
http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/s2.pdf
果たして、槍玉にあがってない予算があるのかどうかわかりませんが、もしあったとしても、どうか「ラッキー」などと思わずに、個々で削減努力をしてほしいなと思います。
