ある日々

日々思ったこと

無能ほどサービス残業を誇る

2008-03-14 17:30:33 | ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000932-san-pol
「どれだけ残業してると…」橋下知事に女性職員が猛反論

橋下知事が初朝礼 女性職員、発言にかみつく一幕(朝日新聞) - goo ニュース

各論についてはどうでも良いと書いたが、あまりに、周りのブログを見ていると「民間ではサービス残業なんて当然」という意見だらけで笑えたので。

結論から言えば、無能な人間ほど、自分がどれだけサービス残業をしているかを誇る、ということだ。仕事というのは成果であり、給料というのはその成果に対して支払われるものである。残業しているにしても、いないにしても、成果のある仕事をしているのであれば、その成果分の給料は請求して当然のことである。むしろ、請求しない方が、自らの仕事の価値を貶めていると言って過言ではない。

にもかかわらず、これだけ「サービス残業なんて当然」「府職員は甘い」という意見が多いということは、要するに、価値を貶めてもかまわない程度の仕事しかしていないということに他ならない。

そして、サービス残業の時間の多さを競うことで、いかに自分が会社に従順かを競う。無能な人間は、そこしか誇れるものがないからである(笑)。

普通以上に優秀な人間は、成果を誇るのである。

そもそも、橋下が勤務時間外に朝礼を開こうとすること自体がおかしい。
逆に言えば、その朝の時間に朝礼を開くことに、そこまでの意義があるのであれば、残業(というか早出だが)として喜んで認めれば良いだけの話である。朝礼というのは、上司たる自分の意思を徹底するものなのであるから、明らかに仕事なのだから。

橋下が「自分の話に十分な価値がある」「それを話して聞かせることが、府政にプラスになる」と自信を持っているのであれば、部下に給料を払って聞かせて何も問題はないはずだ。サービス残業というものは、ある意味、社員の「お情け」に頼るような施策である。府職員の「お情け」に頼らなければ自分の政策も伝えられない、その程度の価値の話しかできない、というのなら、橋下はあまりに無能ということだ。

知事たる橋下に取って、自分の意思を部下に伝えるというのは、部下に対するオーダーである。オーダーはするが、金は払いたくないというのは、飲食店でやれば食い逃げという立派な犯罪だ。

また、府民も「府が赤字なのだから、役人はサービス残業でもしろ」というのは恥ずかしいことだと理解するべきだろう。サービス残業という「お情け」で、行政サービスという「価値のあるもの」を受け取ろうとするのは、お情けにすがって物をねだる乞食と同じだ。それとも、大阪府民は乞食なのだろうか?

タバコだ雑談だを槍玉に上げるのも、あまりにも雑魚の思考回路である。
タバコだ雑談だのせいで、大阪府政は赤字なのか?それらをやめれば赤字は解消するのか?違うだろう。

確かに府政の金の使い方に拙い点があるからこそ、府は赤字になるのだが、それなら、その拙い点をピンポイントで正すべきであろう。丼勘定で「職員総懺悔」的に問題を処理しようというのは、真の問題点を解決できない無能な人間の考えることだ。そして、まさに、橋下がやるべきことは、真の問題点を解決することではないのか。

結局、昨日の朝礼で橋下は、「信念もなく威勢の良いことは言うが、議論からは逃げるヘタレである」ことと「真の問題点を解決することができない無能な人間である」ことを露呈したわけだ。

公務員というと、何でもつるし上げれば良いと思っている馬鹿な輩も多いが、物事はすべからく、正しい見方が重要である。

■秀逸
噛み付け! それでよい!(ロビントンの独り言)