戦後60年記念１０ ６千人の命のビザ

ユダヤ人の命、６千人を救ったといわれる日本の外交官の話を
きいたことがあるかな？
1939年８月バルト３国のリトアニアのカウナスに副領事として赴任
した彼は、４０年の７月ナチスからの迫害を恐れてポーランドから
押し寄せたユダヤ難民に対して、外務省の指示に従わずに日本通過
ビザを大量に発給した。

７月２９日から９月４日、６５年前の夏である、当時彼が発給した
ビザは２０００枚以上だが、家族の代表のパスポートにビザが発給
されれば、そのパスポートに記載されている家族全員に同様の許可
が与えられた。
ビザをもらえることを知った難民のユダヤ人たちは連日朝から夜遅
くまで日本領事館に並び、彼の発給するビザにすがったのだ。
ソ連のリトアニア併合により領事館は閉鎖となるが、その最後の１分
１秒をおしまずビザを出し続けた。
そのビザによって命を救われたユダヤ人は、やがてイスラエルにたど
りつき、１９６９年になるとその日本人外交官を・・・

この続きは秋に読売テレビ、日本テレビ系列で反町隆、飯島直子主演
で放送されることになっている。「６千人の命のビザ」（仮題）

テレビで放送されれば、きっと大丈夫のような気もするが、実は当時
の領事館は現在は記念館となっているのだが、財政難がかなり深刻化
している。運営の主体である募金も、それだけでは維持費もまかなえ
ない。このドラマの放送により彼の業績を知れば、募金はすぐに集ま
ると思うが興味のある方はこちらをのぞいてみてほしい。
http://www.geocities.jp/lithaniasugiharahouse/indexj.htm