カフェバー・ハーフタイム

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小笠原のイタリアへの移籍はあるのか?

2005-08-12 04:43:43 | Weblog
鹿島の小笠原のイタリアへの移籍話はまだ終わって
いないようだ。
代理人のペトレッカ氏と獲得を希望するセリエAの
レッチェはまだ頻繁に連絡を取っているようだし、
移籍合意に傾くとなればセメラーロ会長の来日も
十分にありえそうだな。

一度は残留を決めていたであろう小笠原の気持ちが
移籍へと変化する原因となったのは4つのことが
考えられる。
まず最大の誤算になったのは欧州組不在の東アジア
選手権で3試合全てに出場して、二軍ともいえる
北朝鮮、中国、韓国を容易に撃破して、優勝に貢献
しジーコへの猛烈なアピールにするはずが・・・
なんと誰も想像することもなかったジーコの先発
総入れ替えという前代未聞の決断に3試合どころ
か北朝鮮との1試合プラス韓国戦の21分という
予定外の、こんなはずじゃないアピールタイムの
少なさに終わってしまい、ジーコに己の存在を
強烈に意識される事が出来なかったことだね。
そこへさらに不安を駆り立てるニュースがスコット
ランドから飛び込んできたからねー。

ライバル中村俊輔の活躍である。
スポーツ紙はそのデビュー戦1試合の活躍を華々しく
報道し、続いてサッカー専門誌が続いた。
連日セルティックの記事は容易に目に飛び込んでくる
し、このままレンジャースとのダービーまで俊輔の
文字が紙面から減る事はないだろうな。
東アジアの3試合でプレッシャーをかける予定が
逆にかけられてしまうことになったか。
そして3つ目には中田英の移籍ニュースが飛び込ん
できた。残留が濃厚と考えられていたヒデですら
動いたのだ。ワールドカップ前の環境の変化はマイ
ナスと口にしていた男が監督との確執があるとはいえ
動いたからね。
そして4つ目は鹿島の同僚たちの意見もあるだろう。
同じイタリアでがんばる柳沢、ディフェンダーとして
マルセイユで奮闘する中田浩、ベルギーでの経験
を生かす鈴木。
(彼らに出来た事なら俺にも出来るはずだ。)
さらにフランスで2部でも活躍が評価され今季は年棒
7000万という高評価を得た松井の存在、スペイン
の大久保、イングランドの稲本、ドイツの高原、オラ
ンダの小野。筑波大からテストで乗り込んで見事契約
を勝ち取った平山、早稲田とバレンシアの業務提携に
よりユニバの大会終了後にスペインへ練習参加する
徳永や兵頭。フィオレンティーナが獲得リストに載せ
ていると噂されるFC東京の今野に石川。
(オレだってやれる!オレには時間がない!)
小笠原が悩むのは当然であろう。
セリアAの中堅チームの所属であっても戦う相手は
世界のトップクラスだ。ACミラン、ユベントス、
インテルと6試合本気で戦えるだけでも行く価値は
あるし、その闘争心を消してほしくはないものだ。

優勝を狙う鹿島にとって必要な、移籍は容認できない
選手であることは想像つくが。。。ここはレッチェが
完全移籍で高額な移籍金を用意できれば今月中にイタ
リアへの電撃移籍が実現するかもしれない。
ひょんなことで考える時間ができたからね。それは、
昨日11日に発表予定だった今シーズンのセリエAの
試合日程発表が八百長疑惑問題でセリエAでプレーする
はずだったジェノアが降格処分を不服として裁判に訴え
これを受けて裁判所が日程の決定を延期するように
イタリアのサッカー協会に命じたことで、少なくとも
16日までは先送りになったから、ということは28日
予定の開幕も遅れることになるだろうし、小笠原には
移籍決定から渡航、チーム合流まで時間ができたって
ことだねぇ。
まあ。最後はお金だろうね。高額な移籍金は活躍してから
にして、今シーズンはレンタルによる低予算で抑えたい
というのがイタリア側の希望だろうし、う・・・ん。
果たしてこの結末はいかに。



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