大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日以前から読みたかった※「たたかわない生き方」という本を買いました。
著者は、自身の冠番組を持たれているアナウンサーの大下容子氏です。
唯一私が好きなアナウンサーです。
画面越しから見る印象は個性の強い情報番組の司会者には珍しく、ほんわかとして控えめな感じです。
自分自身のことを少数派で、無個性も個性のひとつと言われています。
しかしこの著書から無個性とは真逆で芯が強くて自分に厳しいそして、誠実で人の気持ちに寄り添うあたたかい人柄を感じます。
会った事がないのに、思い付きで言うな!と叱られそうですが、、、、
最近読んだり会ったりして話を聴いた中で最も、しっくりと言葉のひとつひとつが心に入ってきました。
どちらかと言うと内向的で自己内省が働く神経質者の生き方に通じる部分がありますね。
以下「たたかわない生き方」より特に心に残った一節を紹介させていただきます。
争わず、流れにさからわず、とにかく目の前の1日、一瞬を生きてきた。。。。
それは、ひとことで言うと「他人と戦わない生き方」だったのかもしれません。
1日1日、精いっぱい、真心を大切に生きていく。
人からどう思われても、自分が納得できる生き方をする。
たたかいよりも、思いやりを。
いかがでしょうか?
大下容子氏の生き方、考え方の中には〇〇理論や〇〇の法則など一切出てきませんが、神経質者の生き方の大きなヒントが隠されていると感じました。
独断と偏見ですが私は、常々鬱的な感情の背後にあるものとして、他者との比較・争いの感情があると思っています。
自分自身との内面での壮絶なたたかい、職場や家庭内でもこうあるべきと不毛なたたかいを繰り返してきた私には、頭が痛くなる内容です。
最後に人とのコミュニケーションで大切にしていることはなんですか?
という問いに対して迷わず聞くことですと、答えておられます。
メンタルヘルスを目的とした自助グループに於いて一番大切なことではないでしょうか!
健康管理や毎日のルーテインを大切にして毎朝5時に出勤して様々な資料に目を通して最高のパフォーマンスを心がけて実践されています。
元大リーガーのイチロー選手にも通じるところがあります。
他者との関係性や環境を変えることに力を注ぐのではなくて、本来の欲求に力を注ぐ。
やはり各界で活躍されている人は皆、自然と森田的な生き方をされているのですね。
男性・女性に関わらず、是非ご一読をお勧めいたします。
2022・1・8 一世
※参照 大下容子氏・たたかわない生き方・CCCメディアハウスより抜粋