この機能に対応するハードディスクレコーダーは、パナソニック製とソニー製の一部の機種であり、当然、ハードディスクレコーダーをインターネットに接続していることが条件となる。
携帯電話のアプリ側で利用するハードディスクレコーダーの機種を選択すると、通信により、登録パスワードが発行される。
一方、ハードディスクレコーダー側では「リモート機器登録画面」を表示させておく。画面に登録パスワードを入力するか、赤外線通信を使って転送すれば、SH-01Aがハードディスクレコーダーのリモート録画機器として登録される。
ここまでの準備が完了していれば、実際のリモート予約操作は簡単だ。
番組表から録画したい番組を選択して、「リモート録画予約」→「予約」を選択。内容と録画モードを確認して「予約実行」をクリックすると、携帯電話から自宅のハードディスクレコーダーに情報が送られ、予約操作が完了する。
ハードディスクレコーダーで確認すると、確かに予約できている。
実は、アプリ側からハードディスクレコーダーに録画されている番組のリストを確認できる機能も搭載されている。
現在できることは、タイトルの確認と保護設定や削除だけであるが、著作権上の整理がつけば、自宅のハードディスクレコーダーに録画されている番組を外出先の携帯電話で見ることも難しくないように思える。
対応するハードディスクレコーダーが限られていたり、録画条件に制限があるなど万能ではないが、急に帰宅時間が遅くなったり、録画したい番組を外出先で知ったときなどに重宝する、あるとうれしい機能だ。
余り注目されていないようだが、携帯電話とネット家電がうまく融合して実現している機能である。
【参考】
- ARROWS NXとAQUOSブルーレイレコーダーを連携させる (2014/1/27)
- CHAN-TORUでSONY製BDレコーダーにリモート録画する (2011/11/27)