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Xperia Z5 Compactの緊急省電力モードの動作を確認する

 2016/4/14から熊本県を中心に九州で大きな地震が相次いでいる。
 Xperia Z5 Compact SO-02Hに搭載されている非常用節電機能「緊急省電力モード」がどのように動作するかを確認した。手元の端末は2016/3/2から提供されているAndroid 6.0へのアップデートを適用済みでビルド番号32.1.F.0.43のソフトウェアに更新されている。
 非常用節電機能は、画面の明るさなどの初期設定や起動できるアプリを制限して消費電力を抑えることで待受時間を延ばす機能である。

■節電して待受時間を延ばす「緊急省電力モード」

 緊急省電力モードを起動するには電源キーを1秒以上長押ししてメニューを表示するほか、災害用キットアプリを起動して「SAVE」と記された電池アイコンをクリックすることでも可能だ。
電源キーの長押しで「緊急省電力モード」をONに 災害用キットアプリの電池アイコンからも「緊急省電力モード」への切り替えが可能


 続いて画面に表示される「注意事項を確認しました」の表示を確認してチェックを入れると「有効にする」がタップできるようになる。このチェックは緊急省電力モードへの切替えの都度必要だ。
 リンク先の注意事項には、緊急地震速報などのエリアメールは受信できること、NFCやアラーム、画面消灯時の通信ができないことが記されている。このうち3点目には少し留意が必要で、スリープ時には電話やエリアメールの着信を除きメールやメッセージが自動受信されないという意味だ。
「注意事項を確認しました」にチェックを入れると「有効にする」がタップ可能 緊急省電力モードの注意事項


 「利用可能アプリ」をタップすると、現在端末にインストールされているアプリのうち緊急省電力モードで起動できるアプリの一覧が表示されるので事前に確認しておきたい。Gmailは利用できるがInboxは利用できないし、YouTubeやniconicoなどの映像系アプリも利用できない。おそらくゲーム関係のアプリも対象外だろう。
 元の画面に戻り、緊急省電力モードを「有効にする」をタップすると起動中のアプリが終了し再起動する。
利用可能なアプリを切り替え前に確認可能 緊急省電力モードを有効にしています


 再起動するとロック画面が起動する。指紋認証を含めてロック解除手段は通常時と同様に利用できた。
 緊急省電力モードの画面はタイル式で、利用できるアプリのアイコンが並んでいる。設定メニューは右上の歯車のアイコンで、画面の明るさやスリープなどの設定が変更できる。画面の明るさの初期設定は一番暗い設定から2段階目で自動調節もOFFという省電力側に振った設定だが変更できる。
緊急省電力モードの画面 設定メニューは右上の歯車アイコンから


 Wi-Fiも初期設定ではOFFだが、設定メニューでONにすれば利用可だ。
 通知パネルを引き出してみると、オートGPSでエラーが出ているのが気になるところ。これはGPSの利用がOFFになっているためで、位置情報(GPS)の設定を電池節約から高精度に変更するとエラーは表示されなくなるが、電池の消費は増加するだろう。
 なお、NFC/おサイフケータイロック設定はロック状態の変更が出来なくなるので、事前に解除しておきたい。
Wi-Fiは初期設定でOFFだが利用可能 通知パネルを引き出してみる


 緊急省電力モードを解除するには、電源キーを長押しして緊急省電力モードをOFFにする。災害用キットアプリからも切り替えできる。
緊急省電力モードを解除して、機器の再起動を行います。



【参考】

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