まず、インターナビのメニューから、「機能設定」→「電話設定」で「アドレス帳読み込み」を選択する。「アドレス帳読み込み」は既存のアドレス帳を全消去して、携帯電話側と同期されるので、個別に追加する場合は「アドレス帳追加」を使うことになる。
するとインターナビ側は「アドレス帳データ読み込み中 電話機より電話帳を選択してください」と表示され、受信待ちの体制に入る。
手順としては、次にSH-01Aから電話帳を選択して転送するわけであるが、これがややこしい。「電話帳の全転送機能」を探しても見つからない。これはBluetooth接続に限ったことではなく、赤外線接続であっても同様だ。メニューの整理として、赤外線受信に全件受信があるのだから「全件送信」や「選択送信」というメニューがあっても良いだろう。
まず、電話帳を開いて任意のデータを選択し、「サブメニュー」を選択する。電話帳の検索方法が「フリガナ検索」か「メモリ番号検索」になっている場合は、電話帳を開くと一番上のデータが選択される状態になるが「グループ検索」になっている場合は、どれでもよいのでグループを選択して個別のデータを選択しなければならない。
任意のデータを選択して「サブメニュー」を選択すると、「データ送信」があるので、これを選択する。
続いて、通信方法を選択する。赤外線送信やiC送信などの機能も見られるが、今回は「Bluetooth送信」を選ぶ。
そして、最後に、選択中のデータだけを送信するか、全件を送信するかを尋ねてくるので、「全件送信」を選択するのである。
はっきり言ってわかりづらい。個別の電話帳データを仮に選択しておいて、操作の最後で、選択中のデータ1件を送信するか、それとも全部送信するかを選択させるインターフェイスがユーザーに優しいとは思えない。
受信側を先に受信状態にするよう確認画面が出るが、とっくに準備は出来ているので、「はい」を押して通信を開始する。
SH-01Aからインターナビへの電話帳の転送は、これで完了する。
インターナビの電話発信画面では、メモリ番号の小さい順に5件のデータがワンタッチダイヤルとして1画面目に表示される。
発信回数の多い電話番号は、SH-01Aの電話帳で小さいメモリ番号に登録しておく方が良いようだ。