パーソナル・ホームページで「ダウンロード可能な道路」を確認すると、第二京阪道路の枚方東IC-門真JCT間と、首都高速中央環状線の大橋JCT-西新宿JCTの2路線が配信対象となっていた。
インターナビのメニュー画面に「新規道路配信」が表示されていたので、さっそく更新してみる。
今回のデータ量は2,016パケット、ダウンロードにかかった時間は40秒弱で、インターナビの再起動を含めた更新完了まで全体の所要時間は5分ほどで完了した。
終了後に、バージョン情報を確認するとVer14.04.04と表示され、「一部の道路は2010年4月版で更新されています」の一行で更新の成功が確認できる。当然ながら、プログラムバージョンに変更はない。
今回も新規に情報が配信されたのはわずか2路線で、1年間強の間に提供を受けた情報は15カ所のスマートICの情報を含めてわずか29件にとどまる。
たしかに、今回の2路線は広域的な視点からも主要な高速道路を繋ぐ重要路線であることに疑いはないが、同時期に開通した高速道路等を調べてみると、東関東自動車道の茨城空港北IC~茨城町JCTや圏央道の海老名IC~海老名JCT、西九州自動車道の佐世保みなとIC~相浦中里ICなどは反映されていない。「1年間の新規道路配信無料」と華々しく謳っている割には、正直言って残念な内容だ。以前も指摘したが、カロッツェリアのサイバーナビでは3年間データバージョンアップが行われていて、サービス内容で完全に見劣りしている。
通信費を気にするユーザーに対するリンクアップフリーの取り組みも良いが、「初回車検時に1回に限り無償」となっている地図データ全更新を、たとえば初回車検時までマイディーラーで定期点検を受けている限り年1回無償で実施するなど、もう少しサービスを拡充してほしいところだ。現在のサービス内容であれば、(気の早い話だが)次の車では純正ナビの装着は尻込みしてしまう。