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ARROWS NXのマナーモード設定と公共モード

 ARROWS NX(F-01F)のマナーモードはオリジナルを含めて4種類。設定できるのは、音声着信、メディア再生、アラーム、通知の各音量と、バイブレーションの動作の5項目だ。
ARROWS NXのマナーモード設定は「音・バイブレーション設定」から ARROWS NXのマナーモード設定画面


 「通常マナー」は、ゲームやワンセグ等のメディア再生やアラーム再生の音も含めスピーカーから鳴動する音全てが無音に変更されバイブレーションだけが動作する内容になっていて、感覚的に使いやすい設定だ。「サイレント」ではバイブレーションも合わせてオフに、「アラーム」ではアラーム音だけが鳴動する設定がそれぞれプリセットされていて、「オリジナルマナー」ではこれら5項目の設定をカスタマイズできる。
ARROWS NXのマナーモードはオリジナルを含めて4種類 オリジナルマナーの設定項目


 マナーモードの設定と解除は、メニューを辿って「本体設定」の中の「音・バイブレーション設定」から行うことも出来るし、通知パネルや電源ボタンで表示される携帯電話オプションメニューのほか側面の音量▼ボタンの長押しでも可能だ。ただし、ロック画面では音量▼ボタンの長押しは機能しない。
電源キー長押しで表示される「携帯電話オプション」からもマナーモードに設定可能 通知パネルにも「マナーモード」のアイコンが


 個人的にはマナーモードに設定していても通常のスクリーンショット撮影時には撮影音が鳴動しないのがありがたい。もちろんカメラ起動時におけるスクリーンショット撮影音、カメラのオートフォーカスロック音やシャッター音は鳴動する。

 そのほか、公共モードの設定も同じ音・バイブレーション設定の画面から行う。
 公共モードは着信時に所定のガイダンスが自動応答する端末側の機能で、いわゆるドライブモードだ。発信者側には「ただいま運転中もしくは携帯電話の利用を控えなければならない場所にいるため電話に出られません。のちほどおかけ直しください。」というメッセージが流れて自動切断される。着信音や通知音も鳴動しない。
 携帯電話オプションの画面では自動車をデザインしたアイコンになっているが、「ドライブモード」という表記がないのは少し不親切かも知れない。公共交通機関の車内等や人の集まる場所を想定しているのだろうが「公共モード」が浸透している名称とは思えないのだが。
公共モード(ドライブモード)設定も「音・バイブレーション設定」から 公共モード:設定しました。着信や通知は無効になります


 もう一つ「公共モード(電源OFF)」という似た名前を持つドコモのネットワークサービスがある。これは機内モード設定時や電源を切っている間のガイダンスを設定するもので、着信時には「ただいま携帯電話の電源を切る必要がある場所にいるため、電話に出られません。のちほどおかけ直しください」というメッセージが発信者側に流れる。
 再び電源を入れた(または機内モードを解除した)後、SMSで着信があったことが通知されるのだが、これに加えて電話アプリにも通常着信と同様に着信履歴が表示されるようになっている。SMSだけでなく、着信履歴が生成されるのは非常に便利だと感じた。
公共モード(電源OFF)設定はネットワークサービスの中から 公共モード(電源OFF):開始中


 公共モードの件を除けば、ARROWS NXのマナーモード機能には特段不足を感じないレベルの実装がされている。
 なかでも「通常マナー」は(その名称に感じるわずかな違和感は別として)、iモードケータイで馴染んできた音を完全OFFにする設定になっていて、ELUGA X(P-02E)やGALAXY SIII(SC-06D)ではメディア再生の音量OFFが連動していなかったことと比較すると、すんなりと受け入れられて心地よい。


【参考】

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