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物足りないサブディスプレイ

SH-01Aのセグメントをフル表示


 SH-01Aのサブディスプレイは、取扱説明書の仕様によると、幅24.4mm、高さが9.2mmで、1色表示の31セグメントLEDである。
 表示できるパターンは、数字とパターンが中心。これ以外は、電話着信中の「CALL」とメール着信中の「MAIL」くらいのもので、着信相手やメールの題名、iチャネルのテロップ、電波状態、電池残量などは表示できない。
 着信以外では、時計、日付、時報、アラーム動作、プッシュトーク着信(通話)、インフォメーション受信、端末開閉、ディスプレイ回転、動画撮影/ボイスレコーダー録音、電池切れ警告の状態がサブディスプレイに表示される。
 動画撮影/ボイスレコーダー録音、電池切れ警告の表示以外は、「表示・ランプ・省電力」→「背面表示設定」でON/OFFと発光パターンをそれぞれ9つの中から選択することができる。ただし、オリジナルで作成することは出来ない。

電話着信中の「CALL」表示「パターン1」の発光パターン

 SH-01Aのあちこちの設定画面で目に付くことだが、サブディスプレイでも指摘しておきたい。サブディスプレイと小さな小さな背面ランプは、設定できる場面が似通っているが、両者で微妙に表現や分類が異なっている。操作メニューは、可能な限りルールを統一し、初めて開くメニューでも違和感なく選択できる方が良いに決まっている。
背面表示設定ランプ設定

そもそも、両者の性格付けが整理されていないのだ。
サブディスプレイは現在発生している動作そのもの(たとえばメール着信中)を表示し、ランプがその状態を引き継いで通知する(未読メール有り)、という役割分担に見えるのだが、ランプには現在進行形の動作状態も合わせて示す機能も持っているからわからなくなる。

 サブディスプレイは、端末によって考え方が大きく異なり、F-02Aのように一昔前のメインディスプレイと同等の液晶を表示するもの、SH-03Aのように2行程度の表示領域を持ち一通りの情報を提供できるもの、SH905iのようにランプの発光パターンのみで状態を示すものなど様々である。電池の持続時間を少しでも長くすることや、デザイン上の理由などで、全体の傾向としてはサブディスプレイが伝える情報が少なくなっていると。かつては常時表示するものが多かったと記憶している。

 個人的には、着信相手やメールの題名を表示できる2行程度のサブディスプレイは欲しい。「折りたたみ携帯電話を開く」という行為は、「ボタン一つでサブディスプレイを表示させる」行為に比べて、開閉音の発生を含めて大きな動作を必要とする。さりげない動作で着信内容が確認できるかどうかは、使い勝手の大きな差として日常的に感じてしまうものだ。

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