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冬場のインサイト

雪道を走行した直後のインサイト(ZE2)


 冬期に入り、インサイト(ZE2)での片道10km・30分の通勤時の燃費は往復で15~16km/Lに落ちてきた。
 始動時に暖機運転はほとんどしないのだが、やはり暖房を常用することが主因だろう。また、低温時のアイドリングストップは10~20秒で終了して、すぐにエンジンが再起動することが多い。一方、暖かい日中の走行では20km/Lを超える燃費が出ることもあり、走行ごとの燃費の上下はかなり大きい。

外気温マイナス5度 ばらつきが大きい平均燃費履歴


 今冬は、図らずとも圧雪路面や凍結路のほかシャーベット状態など、さまざまな路面状態を実体験する機会が多かった。
 前車ES9でもこうした路面の走行経験が少なからずあったので、特別な問題がないことは予想していたが、ハイブリッド車であることで、雪道や凍結路の走行に何か特別な問題はないことは改めて明らかにしておきたい。

 Lタイプではオプション装備のVSA(ビークルスタビリティアシスト:車両挙動安定化制御システム)、誤解を恐れずに言えば「滑り止め機構」が、実際にどの様に作動するのかを安全な場所で確認することもできたので、参考に記しておく。
 高めの速度でコーナーに進入してハンドルを切ると、滑り始めた感覚が一瞬あるのだが、すぐに制動を取り戻してくれる。滑り出しても慌てて操作をすることなく、安全に停止することを優先することが重要だろう。あわせて、エンジン始動時などに点灯するVSAランプが、VSA作動中には点滅した。
 もちろん、こうした安全装置は作動するような状況を招かないことが最上であり、コーナー等の手前では十分な減速が必要であることは言うまでもない。

 このほか、外気温が摂氏3度以下になると、警告音とともに、マルチインフォメーションディスプレイに「外気温低下注意」の表示がされる。
 ただし、エンジン始動時にすでに3度以下であれば、温度の表示が始動時に数秒間点滅するだけでこの表示は見られない。運転中に3度以下に下がった場合だけに表示されるという仕様は、本来的な意味から考えると疑問が残る。

外気温が3度以下になると「外気温低下注意」を表示


 また、ナビには、インターナビ・ウェザーの路面凍結予測情報が配信される。

インターナビVICS情報が「凍結のおそれ」を警告



【参考】

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