無いものはしょうがないので、iモードブラウザを立ち上げてブックマークを開いてGoogleやYahoo!検索のサイトにアクセスするより、少しでも簡単に検索サイトにアクセスする「次善の策」はないか、あれこれ試してみた。
(1) デスクトップにGoogleのURLを貼り付けてみる
P-01Bは、デスクトップに最大15件まで機能やURLなどのアイコンを貼り付けることが出来る。ただし、1画面には5件までしか置けないので、6件目以降はスクロールして表示される。
工場出荷状態では、使い方ナビ、iコンシェル、辞書、歩数計の4件が配置されているが、ここにGoogleのURLを貼り付けてみた。
貼り付けるには、まずGoogleのサイトにアクセスしてから、右上ソフトキーの「機能」から「機能メニュー」を開く。続いて、2ページ目の「その他」の中にある「デスクトップ/タスクボタン登録」→「デスクトップ貼付」を選択する。「デスクトップに貼り付けますか?」と聞いてくるので、「YES」を押すと貼り付けが完了する。
なお、このアイコンは名前を変更することは出来るが、アイコンを別の画像に置き換えることは出来ない。
待受画面で決定ボタンを押すと、最後に使ったアイコンが選択される。GoogleのURLのアイコンに移動して、決定ボタンで選択する。アイコンを選択してから接続開始までに時間がかかり、完全に表示されるまで約7秒といったところ。iモードブラウザからブックマークを開くよりはマシだが、決して快適ではない。
メールやカメラなど操作全般において「サクサク」なP-01Bだが、このiモードメニュー周りの初回立ち上げだけは、なぜかモッサリと動作する。操作の手数は少ないが、モッサリのおかげで期待したほどの効果が得られずがっかりだ。
(2)Googleモバイルウィジェットを使う。
iウィジェットボタンを押して起動するiウィジェットの中に、Google モバイルウィジェットがある。検索窓が前面に出ているので、このウィジェットを素早く起動できれば、クイック検索にも負けないインターフェイスになる。
普通に、iウィジェットボタンを押して、Googleモバイルにキーワードが入力可能になるまでには約6秒かかる。思わず、iウィジェットの起動画面にさえイラついてしまうところ。
iアプリのソフト一覧画面から起動すれば、ウイジェット画面を経由しないが、iアプリボタンを1秒以上長押しするため、やはり約6秒の時間を要する。
また、iアプリのソフト一覧は最後に開いた画面を記憶するため、必ずしも「Googleモバイルウィジェット」にフォーカスが当たっている保証はなく、大げさに言えば一か八かだ。
では、前項のように、デスクトップにGoogleモバイルウィジェットの起動アイコンを貼り付けれられないかと、機能メニューを開いてみる。しかし、残念ながら、デスクトップへのアイコン貼り付けがグレーアウトしていて、貼り付けには対応していないようだ。
結果、iウィジェットの起動が時間的にはわずかに速いが、デスクトップへのURL貼り付けも大差ない起動時間で、正直言ってどちらも五十歩百歩。冒頭で例示した、他社の専用キーで起動する検索機能に大きく水を空けられている印象をより強く持つ。
まずは、「Googleモバイルウィジェット」でデスクトップアイコン貼り付け有効化の機能拡張を期待するしかない、ということか。