もちろん、P-01Bのiモードブラウザも複数のウィンドウを開くことが出来るマルチウィンドウに対応しているが、カタログ等を見ても「タブブラウザ」という表記はない。
P-01Bのiモードブラウザでサイトを表示中に、2つ目以降のウィンドウを開く操作は以下の手順となる。
右上ソフトキーで「機能メニュー」→「ウィンドウ操作」を開き、さらに「新ウィンドウで開く」を選択する。
すると、新ウィンドウで開く対象を尋ねてくるので、Bookmarkなどの中から適当なものを選んで選択する。
この時、iモードブラウザのタイトルバーをよく見ると、マルチウィンドウで表示していることを示すアイコンと、開いているウィンドウ番号とウィンドウ数を示す「3/3」といった表示があることで判別できる。ただし、PC向けのブラウザのように、複数のウィンドウを並べて表示することはできず、表示を切り替えて使うことになる。
一般に、「タブブラウザ」といえば、下の画面のように耳のようなインデックス部分があって、これを選択して画面を切り替えるというイメージを持つのは私だけではないはずだ。
では、タブ表示のないP-01Bではどのように複数のウィンドウを切り替えるかと言えば、「操作モード」に切り替える方法と、ウィンドウ切替メニューを呼び出す方法の2つがある。
左上ソフトキーに割り当てられた「操作」を選択すると、下のような操作パレットが表示されるので、十字キーの左と右で順番に複数のウィンドウを切り替えて表示することが可能だ。
ただし、操作パレットは「ウィンドウ切替(前)」「ウィンドウ切替(次)」という固定表示で、切替先のページタイトルがが表示されるわけではない。
また、操作パレットでは上下キーの割り当てがグレーアウトして使えなくなっているが、これはフルブラウザを起動した際には「拡大/縮小」の機能が割り当てられる。iモードブラウザでは使用できないのであれば、▲▼の表示は不要で、ただユーザビリティを低下させているだけだ。
もう一つの切り替え方法は、先ほどのウィンドウ操作メニューから、ウィンドウ切替メニューを呼び出す方法だ。
こちらには順にウィンドウを送っていかなくても、希望するウィンドウを直接表示できるメリットがあるが、メニューにたどり着くまでの階層が深いので、前出の操作パレットの方が扱いやすく感じられる。
また、このウィンドウ切替画面を見て初めて気がつくことであるが、2番目の「docomo.ne.jp/serv」は「iMenu」、5番目の「docomo.ne.jo/mn/ma」は「ひつじの執事室」なのだが、適切なページタイトルが設定されていないため、選択してみるまで何のページか判別できない。ドコモ自身のサイトであり、早急に改善すべきだろう。
このマルチウィンドウ機能は、最大5つまでウィンドウを開くことが出来る。6つ目を開こうとすると、「これ以上開けません。ウィンドウ一覧から閉じるウィンドウを選択してください」と警告画面が表示される。この画面で「OK」を選択すると、すぐに閉じるウィンドウを選択する画面が表示されるのは気が利いているところだ。
P-01Bのiモードブラウザは、たしかに同時に5個までのウィンドウを開くことが出来るが、ウィンドウ切替の操作パレットなどもう少し工夫ができそうだ。「操作モードに切り替えるとタブが表示される」といった仕様は難しいのだろうか。
【参考】 複数の機能を同時に実行する「マルチタスク」については、下記のエントリーをご参照願いたい。
- P-01Bのマルチタスク (2010/4/4)