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曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一九年九月

九月 一日(日)晴 新涼を押しのけ開く空晴れる
九月 二日(月)晴 空明けて空際まれば秋の声
九月 三日(火)晴 七種に秋を数えてまわり道
九月 四日(水)晴 朝風に瞬く木立爽やかに
九月 五日(木)晴 町角に風の記憶か秋の声
九月 六日(金)晴 波しぶき跳ねて朝空いわし雲
九月 七日(土)晴 遠巻きにじりじり迫る秋の蝉
九月 八日(日)晴 ぐい呑みで試飲一気に秋暑し
九月 九日(月)雨/曇 夜の明けて梢の荒れる野分あと
九月 十日(火)晴 川上の山まで届け秋の雲
九月一一日(水)晴 天高く高波遠く海が鳴く
九月一二日(木)晴 八ヶ岳空に見る見る鰯雲
九月一三日(金)晴 風が鳴る山が鳴る海が鳴る秋
九月一四日(土)曇 天地よりうごめく声か無月過ぐ
九月一五日(日)晴 庭に出て蜻蛉出くわす午後のお茶
九月一六日(月)曇/晴 開くまで記憶を詰めて桔梗咲く
九月一七日(火)晴 花すすき風を起こして池の端
九月一八日(水)曇 幾重にも風の織り成す秋の雲
九月一九日(木)曇 風は秋どこかに明日を忘れそう
九月二十日(金)晴 花も実もやがては種に草の秋
九月二一日(土)晴 雨迫り夜を打ち破る秋の声
九月二二日(日)晴 蚊遣香風無き宵を待つように
九月二三日(月)晴(秋分の日) 風が鳴り池に蓮の実を飛ばす
九月二四日(火)晴 雲を連れ風去り今朝は秋の空
九月二五日(水)晴 鱗雲一編ははや風と去り
九月二六日(木)晴 一瞬の梢に爽気きらめきて
九月二七日(金)晴 晴れやかに碧のひらけて天高し
九月二八日(土)晴 秋うらら海から風の声がする
九月二九日(日)曇 花桔梗あやす子の無く乳母車
九月三十日(月)晴 朝風のさらさら竹の風さやぐ

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