gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一八年三月

三月 一日(木)曇/晴 春嵐去ればほんのり小犬連れ
三月 二日(金)晴 夜深く天地万象春動く
三月 三日(土)晴 地下鉄を出れば都会に浅き春
三月 四日(日)晴 朝の駅人は小さく雀の巣
三月 五日(月)曇 曇り空おたまじゃくしが泣いている
三月 六日(火)曇 東風ぬるくあした天気になあれ
三月 七日(水)曇 繰り返し繰り返しても菜種梅雨
三月 八日(木)雨/雲 一足二足彼岸桜の早く濃く
三月 九日(金)曇/雨 春小雨小さな傘のランドセル
三月 十日(土)晴 菜種風この世のちの世七年目
三月一一日(日)晴 春の海もう七年と風の詩
三月一二日(月)晴 菜の花の紫雲の朝にまだ莟
三月一三日(火)晴 どうにかなるさそのうちにさくらさく
三月一四日(水)晴 もうすぐと桜待ってる鳥の声
三月一五日(木)晴 咲かずんば咲いてみせよう花木筆
三月一六日(金)曇 病院の門を入れば花の空
三月一七日(土)曇 綻んでいつのまにやらさくらさくら
三月一八日(日)晴 いつに無く桜のつぼみ咲き急ぐ
三月一九日(月)曇 ほんのりと町中淡く花曇り
三月二十日(火)雨 菜種梅雨そろそろ一息つきたいと
三月二一日(水)曇/雪(春分の日) 春の雪ページを捲る音がする
三月二二日(木)曇/雨 淡雪が莟に降りてどうなるの
三月二三日(金)曇 花通り我が足元を狂わせる
三月二四日(土)晴 黄昏る海苔粗朶の影舟の影
三月二五日(日)晴 満開の花に天地の身際なし
三月二六日(月)晴 今朝晴れていつのまにやら桜風
三月二七日(火)晴 朝風が和らぎ町に花の雲
三月二八日(水)晴 平成のさくら見ている芭蕉翁
三月二九日(木)晴 たんぽぽを摘んで泣きべそ似合わない
三月三十日(金)晴 校庭の午後を見送る花吹雪
三月三一日(土)晴 花吹雪風の吹くとも吹かずとも

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