goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログ「曇りのち晴れ」

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

たべもの歳時記

2014-01-01 14:42:00 | 全集
俳句たべものダイアリー二0一三年十二月

十二月 一日(日)晴 熱燗とレンジでセット町の宵(熱燗)
十二月 二日(月)晴 大根の煮れば煮るほど甘み出る(大根)
十二月 三日(火)晴 赤ワイン渋く鮪のカルパッチョ(鮪)
十二月 四日(水)晴 赤蕪にモダンな皿のカフェランチ(赤蕪)
十二月 五日(木)晴 ミネストローネ冬の野菜のキュービズム(冬野菜)
十二月 六日(金)晴 蜜柑山ひとつ机に上にでき(蜜柑)
十二月 七日(土)晴 異国より雪の聖菓のシュトーレン(聖菓)
十二月 八日(日)曇 ひともじを刻む昼餉の台所(ひともじ)
十二月 九日(月)曇 具沢山海に幸あれ石狩鍋(石狩鍋)
十二月 十日(火)雨 雨毎に冬書柿の甘くなるまでを待つ(冬柿)
十二月一一日(水)曇 白菜のギュッと締まって俎板に(白菜)
十二月一二日(木)晴 朝の陽をキッチンにうけ冬菜切る(冬菜)
十二月一三日(金)晴 クリスマス聖菓さまざま大都会(聖菓)
十二月一四日(土)晴 鰤を煮てしみる寒さを鍋の底(鰤)
十二月一五日(日)晴 人参の朝のスープで日曜日(人参)
十二月一六日(月)晴 大根の細切り刻む暮れの朝(大根)
十二月一七日(火)晴 宵はやく心なごます薬喰(薬喰)
十二月一八日(水)曇 掌に入るお猪口に燗を注ぐ(燗)
十二月一九日(木)雨 冬苺たっぷり乗せてクリスマス(冬苺)
十二月二0日(金)曇 省みてブロッコリーの茹で加減(ブロッコリー)
十二月二一日(土)晴 蜜柑ひとつ剥けばそれぞれ房つまる(蜜柑)
十二月二二日(日)晴 聖菓にも星のまたたく宵の町(聖菓)
十二月二三日(月)晴 ひともじの長く細くと蕎麦の上(ひともじ)
十二月二四日(火)晴 鴨焼かれ皿に品良くたれ甘し(鴨)
十二月二五日(水)晴 未来へとクリスマスケーキを作る(クリスマスケーキ)
十二月二六日(木)晴 鱈鍋の肉のしまれば北訛り(鱈鍋)
十二月二七日(金)曇 刺身皿主役は赤身の大鮪(鮪)
十二月二八日(土)晴 何べんも聞いた話に燗を注ぐ(燗)
十二月二九日(日)晴 湯豆腐に絡まる糸こんにゃく太し(湯豆腐)
十二月三0日(月)晴 白葱をさらす水桶夕支度(白葱)
十二月三一日(火)晴 移りゆく濁世を清め年越蕎麦(年越蕎麦)





曇りのち晴れ

2014-01-01 13:22:00 | 全集
俳句ダイアリー二0一三年十二月

十二月 一日(日)晴 師走来て朝から記憶はや回り
十二月 二日(月)晴 冬薔薇かたくなにひとひらの朝
十二月 三日(火)晴 ポインセチア駅前を飾り出す
十二月 四日(水)晴 今年また陽の海に蝦蛄葉サボテン
十二月 五日(木)晴 銀杏散るビルとビル建つ空の下
十二月 六日(金)晴 古けや木燃え尽きて都市歩む
十二月 七日(土)晴 年の瀬を急かされ巡る万華鏡
十二月 八日(日)曇 スカイツリー見下ろす師走摩天楼
十二月 九日(月)曇 葉牡丹の開けばそよぐ明けの暗れ
十二月 十日(火)雨 枯木立ぽとぽとと雨粒の落ちる
十二月一一日(水)曇 クリスマスまださめやらぬ夢追掛けて
十二月一二日(木)晴 落葉踏む木々の祈りの声を聞く
十二月一三日(金)晴 重ね着の飛び乗るメトロ銀座線
十二月一四日(土)晴 終わりなく始まりを急く年忘れ
十二月一五日(日)晴 空はるか届かぬ空へ欅散る
十二月一六日(月)晴 道の辺のベンチにすわる銀杏黄葉
十二月一七日(火)晴 柊の小さな花のト息吐く
十二月一八日(水)曇 生クリームの雪が崩れて年忘れ
十二月一九日(木)雨 雪降らず予報外れる雨の朝
十二月二十日(金)曇 木枯らしの駅を取巻くビルを打つ
十二月二一日(土)晴 聖樹より祈りの届くジングルベル
十二月二二日(日)晴(冬至) 柚子浮かべ指で数える余す夜
十二月二三日(月)晴(天皇誕生日) 走り去る月日の点る枯木星
十二月二四日(火)晴 イルミネーションサンタを探す商店街
十二月二五日(水)晴 クリスマス次の明日の夢探す
十二月二六日(木)晴 朝風に追立てられて冬木立
十一月二七日(金)曇 数日を余す曇りの大掃除
十一月二八日(土)晴 冬の雨降り出す銀座一丁目
十一月二九日(日)晴 年の瀬を廻る忘れた風見鶏
十一月三十日(月)晴 東帝の晴れた朝つれ冬うらら
十二月三一日(火)晴 晴れ晴れと空どこまでも大晦日







たべもの歳時記

2013-12-02 20:07:00 | 全集
俳句たべものダイアリー二0一三年十一月

十一月 一日(金)晴 箸を逃げ舞茸踊る朝の汁(舞茸)
十一月 二日(土)晴 青蜜柑ひと房づつの夜を惜しむ(青蜜柑)
十一月 三日(日)曇(文化の日) 柚子香る棘の鋭さ葉に隠し(柚子)
十一月 四日(月)雨 サワにも柚子を香らせ赤提灯(柚子)
十一月 五日(火)晴 長薯の歯ごたえの良く朝の卓(長薯)
十一月 六日(水)晴 黒焦げの尻尾の落ちて鰯の目(鰯)
十一月 七日(木)雨(立冬) 大根擂る下ろし金の刃をしばだて(大根)
十一月 八日(金)晴 とん汁に人参煮込むシェフの味(人参)
十一月 九日(土)晴 まだはじめ五十路険しく冬林檎(冬林檎)
十一月 十日(日)曇 ホットコーヒー砂糖をひかえ冬はじめ(ホットコーヒー)
十一月一一日(月)曇 時折りの雨音に大根煮える(大根)
十一月一二日(火)曇 納豆汁啜る茶碗の手に熱し(納豆汁)
十一月一三日(水)晴 陽の当たる席を選んでホット珈琲(ホット珈琲)
十一月一四日(木)晴 蕪汁の味噌の赤だし湯気の立つ(蕪汁)
十一月一五日(金)曇/雨 今川焼き通学途中列をなす(今川焼き)
十一月一六日(土)晴 セリセリシャリシャリセロリが繋ぐ話の輪(セロリ)
十一月一七日(日)晴 ブロッコリーシチューの鍋で具と喧嘩(ブロッコリー)
十一月一八日(月)晴 ほろ酔いの小骨気がかり石狩鍋(石狩鍋)
十一月一九日(火)晴 雑炊でしめる二人の鍋料理(雑炊)
十一月二0日(水)晴 焼き煙昔がたりの鰤の味(鰤)
十一月二一日(木)晴 白菜漬け絞れば固く重ね漬け(白菜漬け)
十一月二二日(金)晴 夜の更けて一文字鍋の旨み沁む(一文字鍋)
十一月二三日(土)晴(箱根芦ノ湖吟行会) 昼食にホッと一息南瓜スープ(南瓜)
十一月二四日(日)晴 上品にナイフとホーク冬苺(冬苺)
十一月二五日(月)曇/雨 牡蠣洗うそっと蛇口の水緩め(牡蠣)
十一月二六日(火)晴 箸進む鰤の刺身と夜の更ける(鰤)
十一月二七日(水)晴 大根の沁みる煮汁の色となる(大根)
十一月二八日(木)曇 人参の朱を添え目覚め朝ぐもり(人参)
十一月二九日(金)晴 空晴れて冬菜を刻む朝忙し(冬菜)
十一月三0日(土)晴 焼き柳葉魚頭を皿に整列(柳葉魚)





曇りのち晴れ

2013-12-02 19:52:00 | 全集
俳句ダイアリー二0一三年十一月

十一月 一日(金)晴 梢よりほろと朝陽に紅葉初む
十一月 二日(土)晴 戻れない明日を親しむ秋の夜
十一月 三日(日)曇(文化の日) 丈ほどの千草八千草風の道
十一月 四日(月)雨/曇 マニキァを染める年頃蛙手の葉
十一月 五日(火)晴 夫高く朗々と朝禽の鳴く
十一月 六日(水)晴 朝陽より表裏なく木の葉の燃える
十一月 七日(木)雨(立冬) 雨の粒ひとつぶごとに冬が来る
十一月 八日(金)晴 冬帽子繋ぐ言葉の糸もつれ
十一月 九日(土)晴 小六月辞書の小さな字の翳(かす)む
十一月 十日(日)曇 北風に言葉解けて柿落葉
十一月一一日(月)曇 ポインセチア日毎に増えて忙しなく
十一月一二日(火)曇 忙しなく肩をすぼめる柿落葉
十一月一三日(水)晴 重ね着の飛び乗るメトロ銀座線
十一月一四日(木)晴 スイッチを入れて陽の沸く小六月
十一月一五日(金)曇/雨 梟の涙を知らず夜が明ける
十一月一六日(土)晴 岐れ道桜紅葉の散る夕べ
十一月一七日(日)晴 落葉掃く音のみ聞こえ日曜日
十一月一八日(月)晴 十字架の塔映える空冬はじめ
十一月一九日(火)晴 快く空すがし朝枯れ急ぐ
十一月二十日(水)晴 目出度さも一つの節目冬暖か
十一月二一日(木)晴 木の葉踏む風に一歩を消されても
十一月二二日(金)晴 冬紅葉まだまだ枯れ落ちてはおらず
十一月二三日(土)晴(勤労感謝の日) てるてる坊主世界遺産の富士は晴れ
十一月二四日(日)晴 冬紅葉風にえぐられ風に落ち
十一月二五日(月)曇/雨 岐れ道桜紅葉を散らす雨
十一月二六日(火)晴 空移る声を伝える柿落葉
十一月二七日(水)晴 冬晴れていつもどこかに里の空
十一月二八日(木)曇 枯れるまでベンチが見てる大欅
十一月二九日(金)晴 十年を越えてけや木の冬枯れる
十一月三十日(土)晴 朝に鳴く冬の禽朝に厳しく



たべもの歳時記

2013-11-02 12:34:00 | 全集
俳句たべのもダイアリー二0一三年十月

十月 一日(火)晴 苦瓜を水に浮かせて夕仕度(苦瓜)
十月 二日(水)曇 焼き鮭の旨みに箸のすすむ朝(鮭)
十月 三日(木)晴 柿ならべ棚の入れ替え食品街(柿)
十月 四日(金)曇 ピーナツの殻割る音にふと無言(ピーナツ)
十月 五日(土)雨 いちじくの舌に弾けるモーニング(いちじく)
十月 六日(日)曇 秋茗荷薬味に刻む昼餉時(秋茗荷)
十月 七日(月)曇/晴 しめじ茸サラダに和えて夫婦酒(しめじ茸)
十月 八日(火)晴 秋卵鍋にとろとろ火の恋し(秋卵)
十月 九日(水)晴/曇 ほほえみを皮に残して衣被(衣被)
十月 十日(木)晴 いつ来るか巣箱に林檎置いてみる(林檎)
十月一一日(金)晴 鷹の爪除けても辛さ身に沁みる(鷹の爪)
十月一二日(土)晴 チョコ割れば木の実いろいろ森の夜(木の実)
十月一三日(日)晴 花梨の実のど飴に姿を変えて(花梨)
十月一四日(月)晴 柿二つ熟すまで待つ晴れ続き(柿)
十月一五日(火)曇 焼きたての鱸に箸を入れる夜(鱸)
十月一六日(水)雨/曇 無花果をもいでは熟すまでを待つ(無花果)
十月一七日(木)晴 花梨とは悪戯小僧の拳骨か(花梨)
十月一八日(金)晴 椎茸の厚み浮かせて椀の汁(椎茸)
十月一九日(土)曇 木の実落ちいつかは帰る童唄(木の実)
十月二0日(日)雨 振り出しに戻るしかない石榴の実(石榴)
十月二一日(月)晴/曇 焼鮭の紅ほの淡く朝の声(鮭)
十月二二日(火)曇 柚子の皮刻んで乗せて薬味とす(柚子)
十月二三日(水)曇 嵐来る朝の予報に林檎剥く(林檎)
十月二四日(木)曇 漬物に柚子の実香る花小鉢(柚子)
十月二五日(金)雨 馬鈴薯のサラダを和えて昼餉時(馬鈴薯)
十月二六日(土)雨 コーヒーをミルで落として胡桃菓子(胡桃)
十月二七日(日)晴 一言の重さを啜る葡萄の実(葡萄の実)
十月二八日(月)晴 南瓜切る力を胸に朝厨(南瓜)
十月二九日(火)晴 甘藷煮と濃茶を啜る夕餉前(甘藷)
十月三0日(水)晴 無花果を割れば言葉の宝箱(無花果)
十月三一日(木)  化け出るぞ南瓜の大きな口を開け(南瓜)