卒寮コンパ

昨日は寮の卒寮コンパだった。

僕の在寮しているナンヨメイリンカンには、主要な寮行事が３つある。春の新入生歓迎コンパ、秋の寮祭、そして、今回の卒寮コンパだ。特に卒寮コンパは３つの寮行事の中でも最も重要なイベントとして位置づけられている。

寮行事では毎回班対抗の「芸」と呼ばれる出し物が披露される。事前に班分けが発表され、各班は発表当日に向けて念入りな準備を行なう。

近年で言うと、たとえば、Ｔ君が寮のラックを盗んだという事件をモチーフにしたジャーナリスティックな作品や、青汁に山葵やからしなどを混ぜてそれを単に一気飲みするだけといった作品が、寮生の間では名作として語り草になっている。

さて、卒寮コンパは例年４年生は参加自由となっており、話しあいに呼び出されないので、てっきり僕は出なくていいものかと思っていた。しかしそんなに寮が甘いはずはなく、後輩たちはちゃんと僕の衣装を用意してくれていた。網タイツ。


「先輩はパンツの上から履いてください。僕たちはスケスケでいきます」


という言葉を聞いて、パンツなんて履けるはずがない。後輩の成長ぶりに感涙を禁じ得なかった。


ちなみに今回優勝したのは、ビニールシートの上にローションや油を垂らして、その上でＭくんがさまざまな先輩と絡み合うというもの。ここ数回、知的なアプローチの作品が多かった中で、ストレートな手法が逆に新鮮だった。