怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

タンク・バトルズ 鉄獅子の詩【告知】

2019-04-19 15:50:37 | 萩原玲二作品



4/27のギリ平成中に『タンク・バトルズ 鉄獅子の詩(うた)』が竹書房よりリリースされる予定です。

収録作品の当ブログ該当記事は以下です。


「戦×叫~バトルクライ」前編中編後編

「街道上のムィシュ」前編後編

「鉄獅子残侠傳」前編後編


ぜひ、お手にとっていただき、ご一読を!

‥‥‥

『タンク・バトルズ(戦車戦)』という単行本タイトルは、ベルトルト・ブレヒトの詩の題名から引用しまして、原語のタイトルは

『Ich lese von der Panzerschlacht』

です。

内容は1940年のドイツのフランス侵攻に取材したものです。

ブレヒトといえば、ミリ界隈ではペキンパーの『戦争のはらわた』〔1977〕のラストに引用されているアレです。
そういう意味でミリものとして由緒?を感じつつ、わかりやすいタイトルでもあるなあということでつけてみました。

『鉄獅子の詩』というのは、「詩」を「うた」と読ませるのが「野球狂の詩」やら「流浪の詩」やら「永遠の詩」やら大好きだからで、ヴェンダースの『Der Himmel über Berlin』の邦題『ベルリン天使の詩』〔1987〕の言葉の響きをなんとなく踏襲?しました。


踏襲といえば、カバーイラストもそうで、既視感(!)を感じるのは気のせいでなく、はからずも今話題の『気分はもう』の高荷画伯によるカバーイラストの構図をなんとなく踏襲しているからであります。

そのカバー画、最近流行?のカラーリングは編集部がイラストレーター氏(Yumi Yaoshidaさん)に発注して別途塗っていただくというやりかたでこしらえました。

ヤオシダ氏に線画をお渡しして、塗ってもらったデータをもどしてもらい、最後の仕上げ的に萩原がレタッチしています。

なので、戦車の装甲の質感など自分のタッチとはかなり異なり、写実的で新鮮です!


本書の電書版のリリースも4/27同日の予定のようですが、実は竹書房からはその4/27にもうひとつ電書がリリースされる予定でして、これは電書のみですが商品ページが各販売サイトに設けられたら、告知します。


タンク・バトルズ 鉄獅子の詩 (バンブーコミックス)

萩原 玲二

V号戦車パンターA型(独) vs. T26E1改スーパーパーシング(米)
SU76M自走砲(ソ) vs. 超重戦車マウス(独)
M4A1中戦車シャーマン(米) vs. 四式中戦車チト(日)
1945年3月、ドイツ西部。
1945年4月、ドイツ東部。
1945年5月、フィリピン。
大戦末期に最前線で生死をかける、男たちの熱き戦いが始まる! !

竹書房



タンク・バトルズ 鉄獅子の詩 (バンブーコミックス) Kindle版
萩原玲二
竹書房


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