「時代劇」は、高校くらいに小さなブラウン管TVで黒澤の『用心棒』〔1961〕を、当時は珍しいレターボックス放送の、ますます小~さなサイズで観たにもかかわらず、衝撃をうけすぎた自分なので、常在執筆?というか、隙あれば手掛けたいジャンルなわけです。
(もっとも『用心棒』は時代劇というよりは、「ハードボイルド探偵小説風西部劇」と呼ぶべきかもしれませんが‥‥‥)
といいつつ今回の『道三』、実は戦国ものをがっちり描くのははじめてで、これまた表象のお手本として黒澤映画の鎧もの3部作?とでもいうべき『蜘蛛巣城』〔1957〕『影武者』〔1980〕『乱』〔1985〕が非常に参考になったのであります。
ことに「マクベス」翻案の『蜘蛛巣城』は鉄炮伝来以前の16世紀前半が舞台と思われるので、甲冑や衣装、建築様式が参考に!
自分は日本の甲冑に興味がある向きなので、戦国期に当世具足がどのあたりから普及したのか、それ以前の大鎧、胴丸、腹巻からの過渡期にはどのような甲冑があったりしたのかとか、想像するといろいろ想像できるので、胴丸と当世具足の両方の特徴をもたせた甲冑なども描いてみたりしました。
戦国漫画の執筆に、現在最強の資料のひとつといえるのが↓
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ところで、ブログの引っ越し先、「pixivFANBOX」より「note」の方が、この先自分のやってみたいことと相性がよいのでは?と気づいたのであります。
なんとなくnoteはライターさん向けというイメージが強かったのですが、pixivFANBOXはやはり継続的にコンテンツをがっちり更新する漫画家氏向きで、たま~に課金コンテンツでもあげてみようかという怠惰な向きはnoteなのでは‥‥‥
「マガジン」というのはよいですな。