はげてら適当日記

なんてことない、サボリスギ日記です。
ほんとにサボリスギなんで、たまにしか見に来ないでください。

最後の夏をどう過ごすのか。

2018-06-17 21:23:58 | ハンガリー暮らし
ハンガリーに暮らし始めて3年余、そろそろ日本に戻る話も出たり出なかったり。
欧州に来てからを数えると、もう5年を超えました。

してみると、やはりこの夏は最後の夏と考えるのが据わりがいいだろうし、そう心づもりをしておくべきだろうな、と思うのです。

光害、というものがあります。
ハンガリーに来てから始めた星空の撮影は、環境に大きく左右される性質があります。
なぜなら、星の光はとても弱いので、長時間露光させないと肉眼で見えるほどにも写ってくれないのです。
しかし、星の弱い光を拾うと、拾いたくないものも一緒に拾ってしまう。お化けの類の話ではないです。何百キロも離れた都市の明かりが、画像に出てきてしまうのです。
そりゃまあそうですよね。都合よく写したいものだけを写すなんて、そんなことができるのは人間の目ぐらいでしょう。

これを避けるには、大海の方角を写すとか、何百キロも先まで都市のない方角を選ぶとか、そういう工夫をすることになるのだが、日本でそういう状況は簡単には望めない。しかも写したいものがある方角に都市があると手の打ちようがない。回り込むなんてできませんからね。

その点、ハンガリーは恵まれていると言えます。
ハンガリーに限らず、だとは思うんですけど、中東欧は夜がしっかり暗い。
本当は、気温が低くて星瞬きが少ない冬場が星は綺麗なんですけど、どうせフィルターをかけてしまうのでわかりません(たぶん)。

そして今年のペルセウス座流星群は、新月と重なり、ハンガリーでは深夜に極大を迎えます。
・・・キタコレ。これはどっかに宿を取るしか。

オーストリアのグラーツの南に、知人の経営するペンションがあるので、そこに連絡して、3泊ぐらいさせてもらうかな。
山の高さ次第だけれども、南東にザグレブがあるのでどうだろう。しかも、単独で行ったら絶対飲まされる(笑

でも、星きれいか?って聞いてみるだけでも価値はありそう。

よし、今年の夏は星空の写真のためだけに旅行をしよう。こんなの、きっと一生できない。
本当はスイスの天文台ホテルまで行きたいんだけど、1人では心細いから。。。

欧州に来てよかった、と思える一枚を撮りにいこう。そうだ、それで最後の夏をしめくくろう。