Lifia - Quadro １ -

-----一部抜粋---

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中空で留まり呼ぶ声

応えて地より湧水出

霊泉の奥院に降る神


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大神殿の森の奥院に霊泉があるという。

それを慕って人が集まりだし、近くに住み処をしつらえ、やがて市がたち
集落の護りを固め発展してきた、とある。


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港から神殿の正面までを大きな通り（幅員：１０５ｍ）が結んでいる。
高低差があってそうは見えないが、全長約３０ｋｍのほぼ直線の通りである。

春と秋に真東から太陽が昇り真西へ沈む、その太陽の道の下に造成されている。
現在の目抜き通り（旧参道）の事である。

神殿の正大門まえに広がる広場は、東西に最大長約５００ｍ、南北には約３００ｍ。
目抜き通りが広場に到着した道は二手に分かれ、ゆるりとカーブして
南北へと離れてゆく。
広場と道が離れる際に、南塔、北塔が建っている。Land　Markである。


門の内側にも東西に約３００ｍ、南北に３００ｍの広場が繋がっている。

この全ては、長辺約１．６ｍ×短辺約１ｍの丈夫な変成岩の石敷きである。
明るい灰色の石は、表が風化し摩耗してうっすら波打つくぼみがある。


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港を背に　向かって右が　軍事司令部(本部）　左が　行政立法部。

軍司令部が、中環※中央(セントラル)と呼ばれている。　

※高架道路の殆どが、その近くでループしながらＧＬ（グランドライン）に着地し
　その様が環状になっている為。


定期的な休日や公休日に一斉に業務を休む行政部のほうは、休日は
閑散としてしまうが、中環は人の途切れが無いため、常ににぎわっている。

商業地の中心もこちらである。

それらを取り巻くように、官舎や民住宅が何棟かでまとまり点在している。
生活感と活気に溢れている。



起伏はあるが基本、緩やかに海へと傾斜してゆく土地である。


公所有・民間所有等々、土地の所有者は様々ではあるが
海側（日の出側）に向かって、大きく開口部を取るのが
住居の習慣的な造りなので、だいたいが同じ方向を向き
階段状に基礎を下げて建物同士、重なり合わぬようになっている。

半円形の劇場の観客席の有り様に似ているのかもしれない。
すり鉢の一面に貼り付けたような傾斜にはならないけれど

大小の扇を広げて気まぐれに並べたようには見えるかもしれない。



行政部側には、静けさを求める人達の邸宅級が集中している。
広い敷地が等間隔に配され静かで上品な佇まいを見せている。




中央側にあるエアポートは軍用、行政部側にあるそれは民間用と
なっている。
シーポートは主としては民間で占有している。

軍用エアポートは管制センターがマーキース（両端が尖った楕円）
の形をした巨大ドームになっている。　
スペースバトルシップの離着もここからである。

格納・整備施設は地下施設ではあるが、平常時使用中のドックは
地上に浮かばせてある。

砂の中の貝がそっと辺りをうかがうような姿にも見える。



マーキースドームは、通常時(レベル０）は「blue」通称：aquamarine

※警戒レベルで色が段階的に変わる。

レベル３「golden」：heliodor　ドームの形もストレチアのように展開する。

レベル５「red」　：bixbite　　かなり極まった状況を示す。



民間用のエアポートは、長い矩形の滑走路が平行して数本、海に向かって伸びる
地上解放型で商業施設が集まっている。

その建物群は、透明な矩形のカルサイトを数個、縦に横に積み上げ並べたような
美しいもので、文化施設も併設している。


管制センターは、主たる施設は地下（ジオード）にあり、航空機運行情報は
軍からの提供情報で運用されている。　乗客用の施設も全て地下である。

これらの軍事・民間の施設を両手に抱く形で神殿の森から連なる灌木が
包むように取り巻いている。


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私の育った家は、目抜き通りから中環へと繋がる主横路の中程
やや海よりの商業地にありました。

Lifia - Drops of sun -

陽光をうけて輝いた一滴の命

それは金色に瞬き銀色に滴る

雫はつかの間の宙をよぎり…

新たな多様性を求めて散じる。