10月のある休日、息子がお風呂に入ろうとやってきたところにまめたろうがしがみつきました。
息子の足につかまってブランコです。
まめは、息子と遊ぶのが、とてもうれしそうです。
息子はこの後、お風呂に入って出かけていきました。
夏前から、会社の人たちと定期的に飲み会を開いていて、その中には女性も含まれているというのを知って、ハハンと思った私ですが、最近の息子は、出勤前のお風呂やシャンプーの時、鼻歌を歌いながら、かなりご機嫌さんです。
娘も、午後からの出勤のときも、出勤前は必ずお風呂に入り、そのときも鼻歌を歌っていると言います。
私たちは、そんな息子を見て見ぬふりをしながら、目配せして含み笑いをしています。
わかりやすい男です。
間違いなく勤務先に、心ウキウキする存在がいるようです。
主人が、
「これで、休みの日に車で出かけるようになったら、本物だな」
と言いました。
そして、休日のこの日、
「これから出かける。昼飯、いらないから。」
「ふーん。夕飯は?」
「う~ん、夕飯もいらないかな。」
そう言ってから、車を磨き始めました。
休日の昼間の外出。
車の掃除、その後、お風呂に入って、念入りに歯磨き。
それから出かけて行きました。
もう、間違いない。
たぶん、この日は二人だけの外出だろうと思いました。
主人と二人で、顔を見合わせてニヤリとしました。
出かけていってから、しばらく経って、息子が戻ってきました。
主人は、
「もう喧嘩別れか?」
と言っていましたが、息子は、何か忘れ物をしたと言っていました。
主人が、
「もしかしたら、相手が車に乗っているかもしれない」
というので、あわてて窓から覗いてみました。
すると、ちょうど車が走り出すところでした。
Uターンしたので必死で助手席を覗くと助手席にジーンズの足だけが見えました。
男か女かわからない。
主人に
「見えた?」
と聞かれたので、
「足だけね。あれじゃ、男か女かわからないよ。」
と言うと、
「女だろう。車を磨いて風呂に入って・・・相手が男だったら、そこまではしないだろう。」
と。
たぶん、初デートだったんだろうと思います。
「どんな女性なんだろう?」
と娘と話しました。
「お兄ちゃんのことだから、きっとまた美人だよ。だけど、どうして、あんなお兄ちゃんにいつもきれいな人ばかりつくんだろう?」
と言うので
「そりゃあ、私の子だもん」
と私。
「それじゃ、私もお母さんの子だから、美人ってわけだね」
と、他人には聞かせられないようなばかげた会話をして、キャッキャと笑いました。
朝早くから息子の部屋から笑い声が聞こえるようにもなりました。
もちろん、電話の相手は、同じ人だろうと思います。
昼も夜も休日も会社とネットゲームだけの根暗生活からやっと脱してくれました。
息子に春が来ると、家中に春が来たような気分になるのは、不思議だなぁ。
まめは、息子と遊ぶのが、とてもうれしそうです。
息子はこの後、お風呂に入って出かけていきました。
夏前から、会社の人たちと定期的に飲み会を開いていて、その中には女性も含まれているというのを知って、ハハンと思った私ですが、最近の息子は、出勤前のお風呂やシャンプーの時、鼻歌を歌いながら、かなりご機嫌さんです。
娘も、午後からの出勤のときも、出勤前は必ずお風呂に入り、そのときも鼻歌を歌っていると言います。
私たちは、そんな息子を見て見ぬふりをしながら、目配せして含み笑いをしています。
わかりやすい男です。
間違いなく勤務先に、心ウキウキする存在がいるようです。
主人が、
「これで、休みの日に車で出かけるようになったら、本物だな」
と言いました。
そして、休日のこの日、
「これから出かける。昼飯、いらないから。」
「ふーん。夕飯は?」
「う~ん、夕飯もいらないかな。」
そう言ってから、車を磨き始めました。
休日の昼間の外出。
車の掃除、その後、お風呂に入って、念入りに歯磨き。
それから出かけて行きました。
もう、間違いない。
たぶん、この日は二人だけの外出だろうと思いました。
主人と二人で、顔を見合わせてニヤリとしました。
出かけていってから、しばらく経って、息子が戻ってきました。
主人は、
「もう喧嘩別れか?」
と言っていましたが、息子は、何か忘れ物をしたと言っていました。
主人が、
「もしかしたら、相手が車に乗っているかもしれない」
というので、あわてて窓から覗いてみました。
すると、ちょうど車が走り出すところでした。
Uターンしたので必死で助手席を覗くと助手席にジーンズの足だけが見えました。
男か女かわからない。
主人に
「見えた?」
と聞かれたので、
「足だけね。あれじゃ、男か女かわからないよ。」
と言うと、
「女だろう。車を磨いて風呂に入って・・・相手が男だったら、そこまではしないだろう。」
と。
たぶん、初デートだったんだろうと思います。
「どんな女性なんだろう?」
と娘と話しました。
「お兄ちゃんのことだから、きっとまた美人だよ。だけど、どうして、あんなお兄ちゃんにいつもきれいな人ばかりつくんだろう?」
と言うので
「そりゃあ、私の子だもん」
と私。
「それじゃ、私もお母さんの子だから、美人ってわけだね」
と、他人には聞かせられないようなばかげた会話をして、キャッキャと笑いました。
朝早くから息子の部屋から笑い声が聞こえるようにもなりました。
もちろん、電話の相手は、同じ人だろうと思います。
昼も夜も休日も会社とネットゲームだけの根暗生活からやっと脱してくれました。
息子に春が来ると、家中に春が来たような気分になるのは、不思議だなぁ。