はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

悪夢---不条理な世の中

2012年08月18日 | 雑談
地ケンから呼び出しを受けた私は、仕事を早退して一人で出かけました。
担当のケン事は先日と同じケン事でした。
最近、九州からこちらに赴任してきたばかりの人だそうです。
上目遣いで見る人です。
顔は下を向けながら、眼だけ上を向けて話をする人です。
細い眼が不気味でした。

私が、無実を訴えると、
「やってないというなら、それでもいいよ。何を言ってもどっちみち起ソになるんだから。」
と言います。
「このことは、会社の経営者にも話したの?」
「話しました。すべて話しました。代表は、私の話を信じてくれました。」
と答えると、検事は不服そうでした。
「奥さんはどうなの?」
「妻も私を信じてくれています。」
ますます不服そうでした。
「子供は何人いるの?」
と聞かれ
「三人います。」
と答えると、
「三人も子供を作るくらい好きものなんだから、置換行為くらい平気でするだろう。」
などと、信じられないような事を言います。
それに対して、私が黙っていると、
「これだけ言われて、腹が立たないの?」
と言います。
私は、
「ケン事さんと言えば、地位も名誉もある人だと思っていましたが、そういう人がこんな発言をするなんて、ただただあきれているだけです。」
と答えました。
「ま、何でも良いよ。どうせ、起ソになるんだから。」
と言います。
「相手の女性の証言はゆるぎないし、サイ判になってもこっちは勝てると思うからね。」
と。

地ケンを出て、その足で、ベン護シさんを訪ねました。
ケン事との話の内容を伝えました。
ベン護シさんも驚いていました。
「少なくとも、僕と話をするときは、そんなことを言うような人には感じないんだけどなぁ」
と言います。
後日、直接そのケン事と会うので、それまで待ってほしいと言われました。

それから数日後、ベン護シさんはケン事と会い、その結果、
「ケン事は起ソという強い意志を持っているようだ。被ガイ者の証言もかなりしっかりしていて、ゆるぎないそうだ。」
と言われました。
私は起ソされることになりそうでした。
どんなに無ジツを訴えても、事実はそうではないだ!と言っても、私は起ソとなり、収カンされてしまうのかもしれないと思いました。
世の中の不条理をこの時ほど感じたことはありません。

ベン護シさんが相手の女性に、会う意思があるかどうか聞いてみてくれるということでした。
女性が、怒り心頭で、ベン護シにも会う気持ちがなく、起ソに踏み切ることを望んでいるかもしれません。
サイ判になれば、もしかしたら、自分の無実は証明されるかもしれませんが、それまでには、かなりの月日が必要になると思われました。
とりあえず、相手の女性の意向を聞いてみるということで、ベン護シさんが女性に連絡を取ってくれました。
すると、女性は、ベン護シと会うことを承諾してくれました。

女性は、21歳で、こういうことになったのは、2度目だと言っていたそうです。
「2度も、同じ目にあっていて、どうしてその前に騒がなかったの?」
「本人に辞めて欲しいという意思を示さなかったの?」
とベン護シさんが言うと、
「ずいぶん我慢したけれど、限界だった。」
と答えたそうです。
そして、
「あなたの身長と彼の身長から推し量って、あなたが証言する位置から、コ間を押し付けることなどできないと思うが。」
と言うと、
「そのように感じた。」
と言い、
「片手はつり革、片手は携帯電話を持っていて、どうして、手のひらで臀部を触れるというの?」
と言うと、女性は、また
「そのように感じました。」
と言うそうです。
多くは語らず、ベン護シさんに対する回答は、一定の言葉しか使わない。
21歳の女性にしては、あまりに受け答えがしっかりし過ぎていて、もしかしたら、後ろ盾があるのかもしれないと思ったそうです。

でも、彼女はジ談を承認しました。
こういう場合のジ談金は、20~30万円が相場だそうです。
ベン護シさんは、
「こちら側は、置換に関しては無実だけれど、あなたが不快な思いをしたのは、事実なんでしょう。そういう意味で迷惑をかけたということで、イ謝料として20万を支払うということでどうでしょうか。」
と言いました。
ところが、彼女は、50万と言ってきました。
前回のとき、20万もらったけれど、それでは、自分の心の傷が癒えなかったからだと言うそうです。
彼女は、頑として50万という金額を譲らないので、ベン護シはとりあえず、その場は保留にして戻りました。

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このことに関しては、まだまだ、たくさん書きたいことがあるのですが、明日で終わりにする予定です。


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