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はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

職務質問を受けました

2010年09月22日 | わたくしごと
昨日の仕事の帰りです。
自転車を走らせていると、後ろから声をかけられました。
「こんにちは~すいませ~ん!」
という男性の声で、私はマジでナンパかと思いました。
私だって、薄暗い夕方に見かけたら、若い女性に見えるかもしれません。
「どこまで行くんですか?」とか「家まで送りましょうか?」
なんて言われたらどうしよう?と不安になりながら振り向くと、制服が見え、警察官だというのがわかりました。
何だろう?と思い、自転車を降りてみると、
「その自転車、鍵がついてませんね。」
と言います。
「いや、ありますよ。」
と言って、チェーン式の鍵を見せました。
「防犯登録してますか?」
と言うことで、その番号と照会するとのこと。
「急いでいるので、早くしてください。」
と言いましたが、運悪く、部署に直通しているトランシーバーのような通信装置の電池が会話の途中で切れてしまい、再度携帯電話で連絡することになりました。
携帯電話だと、直接照会する部署に連絡できないらしく、何箇所も部署を経過してやっと先ほどのナンバーを照会する部署へつながりました。
私の自転車の番号を言って、照会するのにまた時間がかかりました。
その間、数台の自転車が通り過ぎていきました。
みな一様に私たちを振り返って見ていきます。
そりゃそうですよね。
道端で警察官に何やら言われている私は、通り過ぎる人たちの興味の対象になったことと思います。
警察官は終始低姿勢でニコニコした笑顔を絶やさない人でしたが、時間がかかりすぎてだんだん腹が立ち始めました。
「私が盗んだ自転車に乗っているってわけ?」
と私は言いました。
警察官は、それには、答えずに照会先の人と話をし始めました。
そこへもう一人警察官がやってきました。
私は、その人に同じ質問をしました。
「私が盗難車に乗っているって言いたいわけ?」
と。
「いやいや、そういう訳ではないんですよ。」
すると、最初の警察官が
「APECってご存知ですか?」
と言います。
「横浜でやっているAPECのこと?」
と私が言うと
「そうです。その関係で、今、警戒態勢を取っているんですよ。」
と言います。
「だって、あれは、横浜でしょう?どうしてこんなところが関係あるの?」
と聞くと
米軍キャンプが近くにあるので、そこへの襲撃なども考えられ、この辺でも警察官が動員されているということでした。
「でも、どうして私なの?通る自転車みんなに声をかけているわけ?」
と聞くと、私の自転車が変わっているからと言います。

私の自転車はママチャリではなく、スポーツタイプの自転車なんです。
要は、私のようなおばちゃんが座高の低いスポーツタイプの自転車に乗っているのは不自然であるということらしい。
私は、ママチャリだと車に乗らないから、敢えて背丈の低い自転車を買ったと説明しました。
娘に
「余計なお世話だ。自分がお金を出して乗っている自転車を、あんたにどうのこうの言われる筋合いはないよ!」
と言ってやればよかったのにと言われました。

でも、今考えればそれは口実で、鍵が一番目をつけられたところだったと思いました。
自転車を盗む時は鍵を壊すからです。
鍵のない自転車の上に私にふさわしくない形の自転車というのが重なって、声をかけられたんだと思います。

そうこうしているうちに番号は照会され、私の持ち物だというのが証明されました。
そこで解放されたわけですが、
「暗くなってしまったので、気をつけてお帰りください。」
と言われ、内心
「暗くなったのはあんたたちのせい。あのまま帰れば、暗くならないうちに家に着いたはず。」
と思いました。
帰り際に、
「だいたい私みたいなおばちゃんが、APECがあるからって、何ができると思う?」
と私は言いました。
「いやいや」と二人の警察官は声を揃えて言いました。

私は職務質問を受けたのはこれで二回目です。
一度もそういう経験をすることがなく一生を終える人も多いと思いますが、私はこれで二度も職務質問を受けたことになります。
一回目は高校生の時です。
体育祭の実行委員をしていた私は、体育祭の当日、準備のために早朝に駅に降り立ちました。
あまりに朝早かったので、不審に思った警察官に声をかけられました。
夜遊びをしての朝帰りだと思われたようです。
遊び歩いたかどうか私のカッコウを見ればわかるだろう?
とその時思いました。

私は警察は市民の味方とは思っていません。
少なくとも私は警察の存在をありがたいと思った経験は一度もありません。
今までの経験からしても、私の敵対するものという意識の方が強く働いています。

そうそう、昨日私に声をかけてきた警察官は、厚生労働省の村木さんの件で、資料を改ざんして逮捕された前田容疑者に似てました。
ニュース記事です
昨日の夜、ニュースで見て、びっくりしました。
まるでドラマのような話で、前代未聞というは言うけれど、こんなのを聞くと今までも冤罪がかなりあるのではないかと思ってしまいます。
起訴されても、有罪判決が出ても、それでも無実を訴えている人も多く、中にはこうして改ざんされた資料の元で有罪になっている人もいるのかもと思わせるような事件です。
村木さんは、職場に復帰できたそうで、良かったなと思います。
それにしても検察は「控訴を断念」と言う言葉を使っていましたが、「断念」って何?
と思います。
「断念」とは自分の希望をあきらめること。
元々無罪なんだから断念っておかしいでしょう。
この期に及んでもそんなことをいう検察に不信感がいっぱいです。




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