はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

昨日のクマ

2013年08月19日 | クマ
昨日のクマは朝から変でした。
朝食後、尻尾を下げたまま、ぼんやり立っています。
いつもなら私の座椅子の後ろに寝転がって、邪魔なくらいにドテーッと寝ているのですが、昨日はいつまでも落ち着きませんでした。
「どうしたの?クマ。早く寝なさい。」
と言っても少し移動するくらいで、座ったり寝転がったりする様子はありません。

昨日は、朝から風があったので、あちこちの窓を全開にして、外からの風を入れていました。
我が家のエアコンをつける目安は、クマです。
クマがはぁはぁ言い出したら、エアコンをつけるようにしています。
いつも私のそばにいるので、はあはあ言うのがすぐにわかります。
ところが昨日は、珍しくクマは部屋から出て、階段の上り口で寝転がり始めました。
落ち着いたなと思い掃除を始めました。

そうこうするうちに娘がやってきて、みんなで昼食を食べ始めた時、クマが大人しいのに気づきました。
いつもなら、何か食べているとすぐにそばに寄ってくるクマなのに、横になったままでいます。
クマはうつろな目をして、眠るわけでもなく、ただボーっとしていました。
呼んでも反応はなく、普段なら孫たちに身体を触られると怒るのに、誰が何をしても全く無反応です。
その様子が何時間経っても変わりませんでした。
熱中症?、脱水症?などと考え、ネットで調べましたが、目がうつろになっていること以外、それらの症状に当てはまるものはありませんでした。
水を持って行っても飲もうともしません。
全く無反応で眠っているわけでもなく、目を開けてはいるのですが、何を見ているのかわらかない状態でした。

病院へ連れて行こうかと思いましたが、あの暑さです。
クマの様子は全然苦しそうでもなく、穏やかでした。
なので、その状態のクマを長い道のりを車に乗せて移動させるのは、かえって寿命を縮めてしまう気がしました。
かかりつけの病院ではなく、すぐ近くの動物病院へ連れて行こうか?と提案しましたが、家族はみな反対でした。
知らない病院にこんな状態のクマを連れて行きたくないというのが、みんなの思いでした。

この日は、幸い主人も息子も家にいて、娘も来ていたので、家族全員が揃っていました。
全員でクマを囲んで様子を見ていました。

夕方になってもその状態が続いていたので、もうクマはダメなのかなと全員が思いました。
それにしても、あまりに突然でした。

前日、前々日のクマは散歩の時、いつもと違ってかなり軽やかに飛ぶように歩いていました。
最近のクマの歩き方は、やっと歩くような感じだったのに、歩く速度が早くてこちらが引っ張られるような感じでした。
調子が良いんだなと思っていました。

それなのに、昨日になったら突然そんな風になってしまいました。
苦しそうでないのが幸いではありますが、それにしてもどこがどうなってしまったのかわかりません。
ハイジの時のように、夜中に気づいたら息をしていなかったということになるかもしれないと思いました。

クマが我が家にやってきた時のことを思い出していました。
自然と涙があふれてきました。
家族みんながそれぞれの思いで、泣いていたように思います。

あまり水分をとらないのも良くないと思い、脱脂綿に水を含ませて口の中にいれてやると、とりあえずくちゃくちゃと飲み込みました。
受け付けなくなるまで、それを繰り返しました。
これでは食事もしないだろうし、散歩も無理だろうと話しましたが、娘がクマの食事を持ってきて口に持って行きました。
すると、なんと、食べました。
みんなで、
「あっ!食べた!」
と叫びました。

でも、フードのお皿を口元に持っていっても、自分から食べようとはしません。
娘がフードを掴んで口に入れてやりながら、いつもの食事を完食しました。

それで元気になるかなぁと思いましたが、うつろな状態はその後も続きました。
私が夕食の支度をしている間も他の家族はみなクマを囲んで、様子を見ていました。
息子は
「こんな状態のクマを見ていたら、食事をする気になれない」
と言い、食事もせずに部屋に戻りました。

夕食の時間になり、外で遊んでいた孫たちが帰ってきました。
リビングのドアが開き、まめたろうが部屋に入り、ツブが続いて入ってきた時、突然クマは起き上がり「ワン!」と吠えました。
その後、立て続けに吠えました。

その瞬間、突然いつも通りのクマに復活したんです。
以前はそんなことはなかったのですが、最近、クマは孫たちに吠えるようになりました。
孫たちの動きが気になるらしいんです。
じっとしていれば大丈夫なのですが、動き出すと怖いらしく吠えます。

昨日の昼間は、ミニやツブに何をされてもぼんやりしていたクマが、突然いつも通りに反応しました。
確かに吠え方は弱弱しく、今までの迫力はありませんでしたが、あのぼーっとしたクマではなくなりました。
息子もクマの吠える声を聞いて、部屋から飛び出してきました。
「復活した?」と。

その後、主人が排泄のために外に出すと、短い距離ですが散歩をして帰ってきました。
夜も落ち着いて眠っていました。
私はハイジのことがあったので、夜中に何度も目を覚ましクマが息をしているかどうか確かめました。

朝になり、クマは起き上がってブルブルっとしました。
おっ!いつも通り。
いつもの朝と同じだ、と思った瞬間、キャーン、キャーンとクマは小さな叫び声を上げました。
クマが、そんな声を上げたのは初めてのことです。
どこかが、痛むんだと思います。

4月の末に、健康診断を受けたのですが、その時はたいした異常は見つかりませんでした。
心臓が年相応に悪くなっていましたが、そのほかの内臓は元気なものでした。
なので、クマの痛みは腰か後ろ足なんだろうと思います。
クマが、すぐにどうこうなってしまうような感じではないとわかり、腰の痛みが少しでも緩和されるなら・・・と思い、今日、これから病院へ連れて行こうと思っています。

ハイジの腰痛の時にも痛み止めの注射をしてもらって、それでしばらく回復したことがあるので、クマもそれで楽になれればと思っています。


最新の画像もっと見る