金木犀に思うこと

我が家のごたごたは、すっかり元に戻りました。
息子は、すぐに回復するタイプなので、家庭内でトラブルがあっても、ほとんど尾を引くことなく、日常に戻ります。
でも、今回は、珍しくすっかり元通りになるまでに３日かかりました。

息子には、主人が言ったことを話しました。
息子は黙って聞いていました。
それから、次の日あたりまであまり口を利かずにいましたが、息子のだんまりもそれまででした。
主人にいたっては、翌日くらいからはいつもの主人でした。

でも、なんとなく気が乗らない日が続いたので、ブログをお休みしてしまいました。
というのも、色々と事態ははかどりません。
解体の日取りが全然決まらないのです。
大工さんの話によると、最低でも一週間は手をつけることができず、いつから解体に着手できるかどうかわからない状態です。
最初は１０日と言っていたのが、１５日になり、今度は１７日か１８日くらいと言っていますが、今までの経過からしても、それもあてになりません。

今回の建て替えは、工務店を通さないで直接大工さんとのやりとりなので、書類の作成や手続き関係がすべて後手後手にまわっています。
ともちゃんが言うように、まさにふるさとなまりの田舎の大工さんです。
主人も、
「あんなに前から日にちの設定をしているのだから、どうしてもっと早く申請しなかったの？」
と大工さんに言ったそうです。
「わからなかった」
という返事だったとか。
建築確認が変わった頃から、解体に関しても、今までとは変わってきているようです。
今までは申請を出せば、すぐに解体の許可が下りたらしいのです。
何軒も家を建てているベテラン大工さんですが、この６月からの建築に関しては、今までと違うことばかりで、思ったように行かないみたいです。

それからもう一つ、落ち込むことがありました。
それは我が家の金木犀です。
この地に越して来た時、実家の母がくれた金木犀なのですが、何が悪いのか、この２５年間、ほとんど花が咲きませんでした。
木ばかり大きくなって、目隠しにはちょうど良かったのですが、それでも近所から金木犀の良い香りがしてくるのに、どうして我が家の金木犀は花をつけないのだろうと思っていました。
なので、今回の建て替え時も、花の咲かない金木犀に対して未練はありませんでした。
ところが、先日、ふと見ると・・

全体の写真だとわかりにくいかもしれませんが、木全体にびっしりと花をつけているのです。






驚きました。
こんなことは、２５年間で初めてです。
金木犀は、撤去されてしまうのを察して、最後に花を咲かせたのかと思うと、かわいそうに思えてきます。
マジ、泣きそうです。
だからと言って、どこかに植え替えようにもこんなに大きな木を植える場所はありません。
またもや植木の話ですが、このことも気持ちを暗くする原因になってしまいました。

でも、へこんでばかりいても仕方ないので、気持ちを切り替えることにしました。
そのうちには事態が進むだろうと思うことにしました。
その間はブログで気を紛らわそうと思いました。
たくさんのコメント、ありがとうございました。

一応今の予定としては、明日は解体までの最後の日曜日。
（・・・だと良いのですが）
残ったこまごまとしたものを運んで、これからは、アパートでの生活に専念したいと思っています。