
(来年の為に果実袋の使用上の注意事項をメモ)
【果実袋の使用上の注意事項】
(1)
この袋の適用品種は産地ごとに決定してください。なお、遮光の低いワックス袋などはヒビや劣化の少ない品種に使用し、赤く着色させない品種や除袋して着色させる品種には遮光袋を使用してください。ヒビや裂果の発生が多い品種にはピーチ2重袋の使用をお勧めします。
(2)
地域の防除暦、指導者の指導に従って適正な薬剤散布を行ってください。
特に袋掛けの直前の薬剤散布励行し、袋内の病害虫の発生を防止してください。
(3)
袋掛けは生理落果が終わり、硬核期に入ってから行うようにしてください。
被袋が早すぎますと袋内落果を増加させます。
(4)
袋の口元をきちんと締めないと腐敗果の発生が多くなり、また散布薬剤や雨水の貯留による汚染や、雨焼けの発生原因となります。
(5)
除袋して着色させる品種に対しては、収穫予定の日の10~14日前を目安として除袋を行ってください。
(6)
購入後使用されるまでの間は、薬剤の揮散防止などの果実袋の変質防止のため直射日光を避け。冷涼な場所に保管してください。また、植物油を塗布した果実袋では、高温になることによって自然発火する危険性もありますので、冷暗所での保管に気を配ってください。
(7)
遮光袋では降雨、強風等の気象条件によっては、袋内面の黒色パルプが果面に付着して汚れることがあります。このような汚れの発生が危惧される産地では、ピーチ2重袋をご使用ください。