機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

夏の終わりに

2015年09月19日 | ガンダム
 《黄色いテンガロンハット》ってタイガースグッズかい! しかし
「大量の電力を消費するJRが許せない」って、そんなこと言ってたら
鉄道会社全般がアウトだし、大規模な工場やイベントホール(野球場
など)も相当なものだと思うんですが、そういうのはスルーなんです
な。原発反対派らしいですけど、JRって自前で火力発電所を持ってる
んじゃありませんでしたっけ?
 あと国会議事堂前の《お祭り騒ぎ》で、カッターナイフを振り回し
て公務執行妨害で逮捕されたのが居たとか。「誰とも争わず話し合い
で解決せよ」と主張している《平和主義者》がなんでそんなものを
持ってんだい?とか思わざるを得ませんな。
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どうもです。


        
 昨日は雨がちでちょっと心配していたんですが、朝からこの天気で
心置きなく一日たっぷり満喫してきました。
 まずは六本木に向かい、森アーツセンターギャラリーの『機動戦士
ガンダム展』を鑑賞。終了一週間前の週末ということで、もう少し
人も少ないかな・・・と思ってたんですが、結構な行列で待たされて
しまいました。
 ただそれも、理由はすぐに判明。入場直後のコーナーが完全入替制
の新作映像シアターで、一度に入ることができる人数に上限を設ける
ことで、場内の人数をコントロールするのには巧いやり方かも、とは
思いました。
 ただし、肝心の新作映像の方はというと・・・・・、演出的に動きが全く
ないと言ってもいいし(*1)、設定的にツッコミどころ満載だし(*2)、
正直、アレを喜んでいる人っているのかな?というレベルでした。
 「完全入替制」というのは《確実に観れる》という半面、自由意思
で出ることもできないため(観たくないものでも何でも)強制的に
見せられる訳で、個人的には完全に後者でした。

      

 それ以後の展示については、最初期の企画書(*3)から絵コンテから、
初期のボツ分も含む設定画稿、原画、動(セル)画、大河原氏や
安彦氏、中村光毅氏のイラスト等々、さすがのボリュームで、久々
の眼福でした。特に原画では、劇場版第三部のソロモン戦、ドズル
の妄執?のオーラのシーン(*4)が一通り揃っていたり、劇場版では
シーンの差し替えはなかったはずだからTV版だと思われますが、
第一話の原画の現物(*5)が残っていたりしてちょっとビックリ。

           
 最後はお定まりの(笑)物販コーナー。限定ガンプラとか、全く
興味がなく(苦笑)、図録/クリアファイル/ピンバッジの《三種の
神器(あくまで個人的な見解です)》を買ってきました。
           

 会場を出て、日比谷線で上野まで移動したら、ちょうどお昼時
だったので、アメ横そばのお店で親子丼を食べた後『大河原邦男展』
開催中の上野の森美術館まで移動。

 こちらは大河原氏個人の展示ですから、ガンダムに限らず(*6)氏が
携わった作品群が対象で、ボリュームとバラエティ的にはこちらの
方が面白い展示でしたね。一応、数年前の神戸での展示も観てきて
はいるんですが、微妙に展示内容に変更がありましたし。
 特に監督:高橋良輔、キャラクターデザイン:塩山紀生で動いて
いたものの、当時の国際情勢への配慮から凍結されたTVアニメ企画
の関連資料とか、他の人も多くが初めて見たからなんでしょうな、
展示されている周辺はかなりの渋滞(笑)っぷりでした。
 他にも神戸にはなかった「大河原ファクトリー」の作品がいくつか
展示されていたり「オモロイド」のプラキットが展示されていたり。
           

 あと、個人的に一番まじまじと観ていたのが〈ガンダムF91〉の
設定画稿ですかね。
「クリンナップ(修正)の度にオリジナルの良さが消えていく」とか
「脛はくびれさせる (大書して)色気です」とか、富野ソーカントク
の赤ペン修正が面白過ぎです。

           
 こちらでも物販コーナーで図録と、「大河原新聞」を買って会場を
出まして。その後は時間つぶしも兼ねて上野界隈を散策。不忍池を
一周したり、上野公園で開催されていた大陶器市を物色したり(ぐい
飲み1個と箸2組を購入)、御徒町のBOOK-OFFまで歩いて山岡荘八
の「徳川家康」(一部)を買ってきたり。
        
    
    
 集合時間までホケホケ、ウダウダと過ごした後、ヤマシロヤの前で
NEWSメンバー他と合流して不忍池そばのホテル内にある天ぷら&バル
のお店(*7)で《夏の総打ち上げ》です。総勢12名がガンダムネタやら
今期アニメやら、その他とりとめもないネタで盛り上がりました。
 その後も二次会で来週の件とか、冬の『Mobile Graphix』ネタに
ついて打ち合わせも含めて盛り上がり、23時前後にお店を出て(帰る
方向/路線によって)三々五々解散。

 ホント文字通り、一日満喫してきました。
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  *1:観客はホワイトベースのブリッジから外で戦うアムロ達を観ることになる訳
    ですが、ブリッジ内部は操舵輪に取り付いているミライさんと通信ブースの
    セイラさんが(それも小っちゃく)映ってるだけだし、ミライさんが操舵する
    のに合わせて背景(というか前景?)が動く程度だし、肝心のMS戦もWB
    ブリッジのガード(要は窓枠)で中途半端にしか見えない(しかも3DCG
    とか・・・・、あの程度なら手描きで見せてくれよってのは素人のわがままです
    かね?)し。
  *2:ブリッジに取り付き、バズーカの砲口をこちらに向けて恫喝するシャアザク
    からの通信画像がブリッジのモニタに映るのは、まだ100歩譲っていいとして
    も、ブリッジから離れた後のシャアが画像付きで喋るのはどうなの?と。
    あとあのエピソードなら、もう一人ブリッジに居るはずの人も居ないとか、
    前景に入ってくる地球の見え方がおかしくね?とか。
    まあ《居ない人》は、出したら出しただけ声優さんが必要になるし絶対に
    必要か?と問われたら、ストーリー上ブライトの邪魔をするだけだから不要
    といえば不要なんですが。
    ちなみにブライト:成田剣、オスカ:田中一成なので、新録なのは間違い
    ないんですが、セイラさんは井上瑤さんでした。セリフ的には新しいものは
    なかったんで『新訳Z』の時のようなライブラリ出演なんでしょうけど。
    もしかして『THE ORIGIN』で大人になったセイラさん役って潘めぐみ
    じゃないんでしょうか?
  *3:企画書やら初期の設定メモとかと併せて、当時サンライズスタジオにあった
    (であろう)富野監督の机が展示されていたんですが、設定メモをまとめて
    いたファイルの表紙に「シャア猫」のシールが貼られていたのには、思わず
    吹き出しそうになりました。アレが判った人ってどれくらいいるんだろう
    か・・・?
  *4:これと、フラウ・ボゥとチビッ子三人組がお風呂ではしゃぐシーンなど何点
    かは、パラパラ漫画の要領でモニタに映し出し(次いで本編映像を流す方式
    で展示され)ていました。
  *5:展示では生原画と、写真などから復元した復刻原画が合わせて300点ほど
    展示されていたんですが、復刻版はハダカで展示されていたのに対して
    生原画はガラス張りの額装で、区別をつけやすかったのはちょっと嬉しい
    配慮だったかと。
  *6:イラストや設定画稿などで「ガンダム展」で観たものが何点かあって「?」と
    なったんですが、傍に貼られている解説を読むとコピー版で、「オリジナル
    は森アーツセンターギャラリーのガンダム展に展示されています」と書かれて
    いて、ちょっと微妙な気分になったり。
  *7:最初に狙っていたお店は予約が埋まっていてダメだったんで、同じHP上で
    紹介されているグループ店にした訳ですが、予約取れなかったお店も、ランチ
    でもやってないかな、などと思ってお昼時に行ってみたんですが、夜だけの
    お店だったみたいで、仕様がなくその傍の親子丼のお店にしたという。


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