機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

西暦2202年

2018年10月12日 | ガンダム
 結局、この三連休中にネットなどで観ることは叶わず、8日の夜
に帰宅してからすぐに観てみたんですが、どう評したら良いものか
考えあぐねているうちに時間が過ぎ、第二話放送まであと数時間
というタイミングでの更新となってしまいました。

 イベント上映に先立つ先行放送で観た冒頭10分は当時すでに
視聴済みで、その感想をどこかに書いた覚えが間違いなくあるん
ですが見つからず・・・・・・orz
 まあそれはともかく、今回は何と言っても大戦艦ですな。
 カモフラージュした岩塊を割って登場し、「・・・大戦艦・・・」と南部
を茫然とさせ、ゼルグート級をはじめとするガミラス艦隊に打撃を
与えるのはまあいいとして、増援の地球艦隊(*1)に痛打されて沈黙
・・・したかと思いきや、突然再起動し帰還する地球艦を追いかけて
ワープ。地球軍の総司令部の位置を正確に特定し特攻(?)を
かけるも、(拡散波動砲にも耐えたくせに)ショックカノン一発(*2)
で何ら為すことなく爆発四散って・・・・。

 何しに出てきたんですか、大戦艦って?

 まず岩塊に(それもわざわざ直立させて)カモフラージュする
意味が解りません。「さらば・・・」や「・・・2」でそういうモチーフになる
ようなシチュエーションがあるんでしたっけ?

 それと地球軍には「カラコルム級大戦艦」というガトランティスの
兵器に関するデータって共有化されてないんですかね。南部の
シーン、呆然としつつも艦級名から呼ぶとか、あるいは「戦艦!?
だとしてもなんて大きさだ!」と叫ぶとか、もう少し反応の仕方が
あるんじゃなかろうか、とも思うんですが。

 あとワープしてまで地球に直接攻撃をかけようとする目的が
見えて来ないんですが。
 これがまだ大戦艦のブリッジのシーンがあって、艦長やクルー
のキャラクターが分かる、あるいは遠く本国のモニターで観ていた
ズォーダーが指示を出していたとかあれば、そういったことへの
想像力も働きそうな気もするんですが。

 これ、シチュエーションの構造としては、「一度倒したと思って
いた強敵モンスターが息を吹き返し暴れ回っていたが、危機
一髪のところで勇者の剣の一振りがとどめを刺し、事なきを
得てメデタシメデタシ
」というのと、何の違いがあるんですかね?
たまたまモンスターが艦の形をしているだけで。大戦艦に《人に
操作されている兵器》感を全く感じないから、余計にそう思える
のかも知れませんが。

 あと、《あの艦(ふね)》についてもモヤモヤすること頻りで。
とりあえず、真田さん十八番の(笑)「こんなこともあろうかと」だと
しても、《あの艦》が、古代も驚くくらいの短時間でショックカノン
発射にこぎ着ける手際のよさとか、大規模修復中の《あの艦》を
《実弾攻撃》も可能なレベルで稼働させる法的根拠とか、色々と
気になります。まあ、状況を把握できた芹沢がいきり立っていたし、
第二話以降でその辺の補足説明が入ってくるのかも知れません
が(*3)。

 ただまあ・・・そもそも論でいえば、古代進が《あの艦》のことを
「あの艦」なんて呼び方しますかね? 思わせ振りな、ちょっとした
サプライズ演出を狙ったのかも知れないですが、空回りというか
上滑りというか、しているような。


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  *1:「プランA」ということは、一番最初に提案された作戦案なんですかね。
    芹沢としては今回の作戦は「これありき」みたいな感じで。
    それが今まで温存(?)されていたのは、藤堂長官と芹沢のやり取りから
    見るに、即座に却下されたのを芹沢が食い下がってなんとかバックアップ
    オプションとして採用させた、ある意味「保留」扱いだったみたいな?
  *2:厳密には一射3発ですな。まあ拡散波動砲によるダメージで艦体中が赤熱
    化してる状態で大気圏突入したことで、一斉射で全壊するほど脆くなって
    いたのかも知れませんが。
  *3:この事あるを予測していた真田さんの進言を容れた藤堂長官が、芹沢も
    出し抜いて以前から準備させていた・・・・とか?

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