機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

映画の日 2/5

2006年06月02日 | 映画
■クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ! △
 『小さき勇者たち』も多少その傾向があったけど、やっぱり普段TV
でやってる強みか、小さい子供連れのお母さんやおじいちゃんが
目立つ会場内でした。

 時ならぬサンバブームに沸き返る裏で、にせ者に入れ替わられた
人々が消えていく春日部市。不気味な噂の拡大とともに進行する陰謀
の魔の手は、やがて野原一家に・・・。というのが前半のストーリー。
にせ者が入れ替わる手口や、追い詰められるキャラクターのホラー
仕立てな描写が(やや定型的ではあるけど)秀逸で、周りの子供たち
が泣く泣く(*1)。
 後半の延々と繰り返されるサンバシーン、確かに陽的で先刻は
泣いていた子供たちも笑って観ていたようだけど、動画枚数が少なく、
手軽にすませてる印象が拭い切れない。背景動画のシーンとか、
相変わらずぶっ飛ばしてる部分もなくはないけど。
 このシリーズでこういうことを考えること自体がナンセンスとは
承知しているが、「何故サンバ?」「何故こんにゃく?」「何故に
池田秀一?」という疑問が浮かぶことを自分に禁ずるのが難しい
のも事実で。少なくとも『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』の時のような、
そういった疑問を感じる間もない演出とか展開はなかったように思う。

 ところで、全作見通してる訳ではないので、他にもこういう展開
の作品があったのかも知れないけれど、今作では風間くんがにせ者
に入れ替わられる側になり、カスカベボーイズの5人揃っての活躍
の場面が殆どなかったのには、少し違和感を感じた。
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  *1:それでも子供に配慮したのか、いきなりの大きな音やどアップで出現する
    といった、ホラー/サスペンス系の作品でよくある手法は殆どなかったと
    思うが。