山田池公園の花菖蒲園は、今、盛りです。
ほとんどの花が満開といったところで、ここ、2-3日が最高と
思われます。
次々とよせくる波の花菖蒲
山田池公園の花菖蒲園は、今、盛りです。
ほとんどの花が満開といったところで、ここ、2-3日が最高と
思われます。
次々とよせくる波の花菖蒲
6月10日は、「時の記念日」だそうです。時間というものは、人間のいとなみとは、
まったく関係なく存在しているのでしょうか。
村上春樹短編集を読んでいます。そのなかに、「イエスタデイ」という作品が
あります。田園調布育ちで、関西弁をはなす男と、芦屋育ちで東京弁をはなす男との
交流の物語です。芦屋育ちの彼は、カローラに乗っているらしいので、たしか、万博へ
いったころ、「となりの車が小さく見えます。」というCMがながれていたので、そこそこ
前の話かと思われます。関西弁をはなす男が「イエスタデイ」を関西弁にして歌っていた
ところからはじまるのですが、やはり、おもしろい物語です。
今、私は、「イエスタデイ」を聞くと「アルツハイマー」を思ってしまいます。
昨日まで、あんなにうまくいっていたのに、今日は、わたしの記憶から突然、どこかへ
消えてしまう。何もわたしに告げずに、消えてしまった、わたしの記憶は、どこへ行って
しまったのだろう。もし、神様が存在するのなら消えていくわたしの記憶にせめて
長い糸をつけておいてください。
そして、自分の力で引き戻してみたい。
何十年もかかって蓄積した私のデータを返してほしい。
そんなことを思う時の記念日です。
2日の朝、8チャンネルを見られた方は、そう多くなかったのではと思います。
わたしも、放送があると聞いて、録画にしておいて見ていたのですが、なかなか
始まらず、途中であきらめて外出しました。
私たちの会員、Tさんの奥さんを介護しておられる状況を撮影したものです。
実は、28日、山田池公園菖蒲園で、フジテレビのスタッフとあって、2日放送ですと
きいてずいぶん、早いですね。といったのですが、ほんとに2日、放送されていました。
新聞などにも載っていますので、ご覧になった方も多いと思います。
Tさんは、介護歴12年、認知症の初期に、奥さんの異変に気づかず、うっとうしく
家にかえるのさえいやだったそうです。奥さんの日記を後で読んで、記憶が衰えたり、
できなくなっていくことを悩み、苦しんでいる奥さんの様子を知り、大いに反省し
現在の介護に一生懸命な姿があるのです。認知症についての知識をもち、早く診察を受け
治療を始められればもう少し、よい介護ができたのではないかと、反省しておられます。
在宅、在宅と盛んに言われていますが、介護している人たちは、認知症になった、即、施設に
などという人は、1人もあったことがありません。施設に入所された人のほとんどは、在宅介護
10年以上です。しかも、入所したあと、これでよかったのかと反省し、悩む人がほとんどです。
自民党でも、「認知症医療の充実を推進する議員の会」を発足させるとのです。
10年以上も在宅介護をした場合、優先的に入所を保証するなどを国の施策を
充実して、認知症をひとや家族を支援してもらいたい。
山田池公園の花ショウブ