私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

「寸志・了解の使い方」(雑学)

2021年07月03日 | 自分のブログ

今朝の東京地方は朝は本降りでしたが、10時ごろには曇り空になりました。

用事で都心に出かけましたが、またも警察車両が集まっていました。

状況は分かりませんが、一番前に止まっているブルーの車両の後部が凹んでいます。

ぶつけた車両が見当たりません。

何があったのか分からず通り過ぎました。

庭のカサブランカも良い香りがしていますが、雨に打たれてうなだれて来ました。

今朝、若い造園業の社長さんにメールを入れました。

今日は予定があるので、月曜日以降に入って欲しいと・・・。

するとメールの返信で「了解しました」とありました。

私が以前、新入社員の研修(講話)でお話しした時を思い出しました。

今日はそれを題材(タイトル)にしてみます。

「寸志・了解の使い方」(雑学) 

 ある親睦会の席で、幹事さんが上司より「寸志」と書かれた封筒を受けとりました。

*これは実例です。

その中堅社員の幹事さんは、親睦会が始まる前に会の趣旨を説明され、〇〇さんから「寸志」をいただきました。と報告されました。

*あぁ~今の若い方は言葉を知らない(教えてあげないと・・・)と思った一瞬でした。

雑学です。

「寸志」とは「ほんの少しばかりの気持ちです」という意味を表わす謙譲語で、歓送迎会など祝儀のときにお金や品物を渡すときに使われます。

出す方が“ほんの気持ちですが”といわば謙遜している状態ですが、それを幹事さんが〇〇さんから「寸志」を頂戴しましたでは、バツ(×ですね。

“ほんの気持ちをいただきました”とご報告しているようなものです。

幹事さんは〇〇さんより、多大なるご厚志を賜りました。と報告すべきなのでしょう。

「粗品」などと同じで、へりくだった言い方です。

ここで気をつけなければならないのは、「寸志」は「目上の人が目下の人に対して好意で差し出す金品」に使うという点です。

目上の人に「寸志」を差し上げるのは非常識ということになります。

参考までに目下の者が目上の者に対して金品を渡す際には、「寸志」と同様の意味を持ち、目下の者が目上の者に対して使うことができる「御礼」などといった言葉を用います。

そう、参考までにですが、法事などの精進落とし(しょうじんおとし)のご挨拶で、粗酒粗餐(そしゅそさん)ですがとご挨拶いたします。

粗酒とは質素な酒を表し、粗餐は質素な食事を表します。

さて、もう一つご紹介いたします。「了解と承知」の違いです。

今朝もそうでしたが、若い社長さんから「了解しました」と返信がありました。

こちらの立場的は仕事依頼する方で、相手先は受ける方になります。

会社での研修(講話)で使った内容ですが、若い方にメールを送って、「了解いたしました」と返信があります。

「了解」のほうは、何かを認めるというニュアンスを含みますので、了解の方は承知と比べると少しくだけた言い回しとなります。

同僚や部下に対して、了解と使う分には問題ありません。

しかし、「承知」のほうは、承諾する、謹んで受けるというニュアンスを含みます。

「承」は音読みで「うけたまわる」と読み、おもに目上の人に対して使う丁寧な表現なので承知も敬語にふくまれると考えられます。

したがって、客先や上司(目上の方)に対しては「承知いたしました」が良いのでしょう。

一般雑学ですが、この辺りも「了解」と「承知」の大きな違いがあるのです。

また、癖なのか二つ返事をする方もおります。

良く言えば直ぐに承知した時に「二つ返事」とも言いますが、ただし「二つ返事」のもう一つの意味があり要注意が必要です。

「はい、はい」と「はい」を二回かさねることは、場合によっては失礼に当たります。

「はい」は1回でしよ!っと、お祖母に怒られたこともあります。

日本語って、難しいですね。

何気なく使う了解と相手の立場を考えて承知・・・でした。

昨日の先生に習うダンスのレッスン姿です。

*73歳と2カ月が過ぎました。

腰痛はまだ残っています。

やはり教わる時は、Tシャツでなくそれなりの格好も必要かと思いましたので。

 

yuki73


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